SBクリエイティブ

発達障害の子どもに伝わることば

川﨑聡大:著者

“なぜか伝わらない”を”伝わる!!”に

「ちょっと待ってね」は待ってくれないのに、電子レンジのチンは待てるのはどうして?
「ダメでしょ!」「もうやめて」と言っても、困った行動を繰り返すのはどうして?

ことばとコミュニケーションの発達と、発達障害の特性を持つ子どもたちに伝わる声かけ・コミュニケーション。
発達障害のわが子を持つ保護者の方々はもちろん、子どものコミュニケーションに悩むすべての人に贈る、気鋭の専門家、初の新書。4人の専門家が寄稿したコラムを併録。

【著者からのコメント】
目の前のコミュニケーション行動の背景は多岐にわたります。
今回、題名を「子どもに伝わることば」とした理由がここにあります。
目先の行動を切り取って勝手な判断をする前になその後ろにあるなぜ?を考えよう、です。
特性や行動って?、そもそも言葉の発達って? まず丁寧に説明しました。

はじめに 発達障害の子どもとのコミュニケーションを考える
第1章 発達障害理解の大前提
第2章 ことばとコミュニケーションの発達
第3章 自閉症スペクトラム障害(ASD)のことばとコミュニケーション
第4章 注意欠如・多動性障害(ADHD)のことばとコミュニケーション
第5章 発達障害の子どもに伝わることば・コミュニケーション
コラム寄稿
・合理的配慮とICT活用(水内豊和)
・文字指導の落とし穴(荻布優子)
・現在の幼児への発達支援の問題点(黒田美保)
・いま注目を浴びる「非認知能力」とは何か(森口佑介)

定価:1,045円(本体950円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2024年10月6日(日)
  • ISBN:978-4-8156-2337-1
  • サイズ:新書
  • ページ数:240
  • 付録:-
  • ・コミュニケーションって何?
    ・コミュニケーションは教えるもの?
    ・コミュニケーションは誰のため?
    ・自分の常識は、ときに相手にとっての非常識
    ・発達障害の誤解と偏見を減らすために etc.

  • ・「障害の医学モデル」と「障害の社会モデル」
    ・知的障害と発達障害の違いは?
    ・発達障害の原因について
    ・デジタルメディアは子どものことばを壊すの?
    ・発達障害は特定の栄養素と関係があるのか?

  • ・まずは典型的なことばの発達を知ろう
    ・「典型的」なマイルストーンってどの程度参考になるの?
    ・発達は山あり谷あり
    ・ことばの発達のトンデモ理論はなぜ起きるか?
    ・4歳後半以降で発達障害の特性や知的な遅れを伴う子どもの場合の特徴 etc.

  • ・こだわりを理解するために
    ・偏食とどう向き合うか
    ・ことばを字義通りに解釈する
    ・抽象的なことばの使い方が難しい
    ・助詞の使い方 etc.

  • ・注意の「4つの働き」
    ・忘れ物や落とし物が多いのはなぜ?
    ・片付けができなくなるのはなぜ?
    ・時間管理がうまくできないのはなぜ?
    ・「早くしなさい」はボタンの掛け違いに etc.

  • ・「ダメなことはダメ」はどうやったら伝わる?
    ・幼児期にかけて子どものことばを育てるにあたって
    ・ただ我慢ではなく、見通しを持たせること
    ・自分の要求や拒否を妥当な方法で相手に伝える手
    ・予告の重要性とそのやり方 etc.

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