
人生が180度変わる 人は「親の影響」が9割
●人生のあらゆる悩みは「過去の親子関係」が原因
「親の過干渉で自由を奪われてきた」
「小さいころから、親にダメ出しばかり受けてきた」
「親が威圧的だった」
本書はそんな「毒親」、あるいは「毒親」とまでは呼べないまでも、それに近しい親に育てられ、苦しんできた人に向けた本です。
何よりも怖いのは「幼少期の親からの影響」は、「幼少期」のみにとどまらないという点です。
例えば、あなたは今、人生においてこんな悩みや問題を抱えていませんか?
・人が怖くて、うまく人間関係が築けない
・職場でよく人と対立してしまう
・人から嫌われ、遠ざけられている
・いつもパートナーとうまくいかない
・やりたいことをやろうとするのに、なぜかやる気がなくなり挫折してしまう
・お金が身につかずに散財してしまう、お金に対する拒否感がある
・子育てがうまくいかない
・自分はダメな人間だと思え、自信を持てない
では、「あなたが今抱えている悩みや問題の9割は親が原因となっている」 と言われたら、どう思いますか?
私は心理セラピスト、心理カウンセラーとして、これまで20年近くにわたって多くの人から相談を受け、たくさんの問題解決に関わってきました。
そこでわかったのは、悩みを抱えている人のほとんどが親子関係に問題を抱えているという事実です。
特に幼少期の親子関係は大きな影響力を持ち、その頃に形成された性格や性質・生き方は、大人になってもなかなか変わらないことを実感しています。
本書の目的は、あなたが幼少期に受けてしまった「親からの悪い影響や価値観」をぬぐい去り、「いま抱えている」人生のあらゆる悩みを根本から解決することです。
■序章 「あなたの今」は「過去の親子関係」がつくっている
◎知らずに「今のあなた」を苦しめているものとは?
◎人は「幼少期の親子関係」を成人後も繰り返す
◎「過去の親との関係」が「成人後のあなた」をつくっている
◎「親の価値観」をぬぐい去れば、あらゆる悩みがなくなる
■1章 どうしたら「親の価値観」をぬぐい去れるか?
◎あなたは「抱えたくて、その問題を抱えている」――問題の利得
◎選んで不幸になっているなら「選びなおせばいい」だけ
◎「問題の利得」を軸に「親の価値観」から解放される――リトリープサイコセラピー
・【STEP①】:自分に気づく――「あなたの今の問題」はどんな親子関係から来ているか?
・【STEP②】:自分を解放する――「親から受けた傷」を癒し、「自分の人生」を選びなおす
■2章 自分に気づく――「あなたの今の問題」はどんな親子関係から来ているか?
◎「あなたの今の問題」の背景には必ず「親から受けた傷」がある
◎【ワーク】「親子の位置関係」を作る――なぜあなたはその問題を選んでいるのか?
・(1)「幼少期の家族関係」を図で紙に描きだす
・(2)書くときはそれぞれの「心理的距離」を反映させる
・(3)「心理的距離」から「選んでいる問題」の原因を見出す
◎【ワーク】「あなたらしさ」を縛る「親の価値観」をあぶりだす「10の質問」
■3章 自分を解放する――「親から受けた傷」を癒し、「自分の人生」を選びなおす
◎すべての元凶は「親への怒りの抑圧」と「自己否定」
◎【ワーク】イメージ上で、「親への怒り」を吐き出す
・(1):想像上で、「小さなころの自分」になる
・(2):想像上で、目の前にいすを置いて親を座らせる
・(3):想像上で、親に「当時の親への不満」をすべてぶちまける
◎【ワーク】親に傷つけられた「自分を受け入れなおす」
・(1):親が否定してくるのは「親の問題」と知る
・(2):「理性」より「身体感覚」を優先し、「基本的安心感」を醸成する
・(3):自己対話で、「身体感覚」の理由を掘り下げる
◎「本当は親を愛している自分」を受け入れる
■終章 「親の価値観」をぬぐい去る【実践編】