


説明がうまい人は、頭の中で構造化ができている
普段の会話、会議、営業、プレゼン……、
ビジネスやプライベートのさまざまな場面での
「言いたいことが伝わらない」がなくなる本。
国内外で活躍してきたコミュニケーションコンサルタントが教える
「誰でも使える」「誰にも通じる」説明の基本的な構造とは?
アップル、マイクロソフト、ネスレ、アリババ、ボーイング、シェル……
世界の一流企業でも導入されている世界標準の「説明のフレームワーク」を
解説とワークを通じて、身につけていきましょう。
伝わる説明に欠かせない要素とは何か。
その要素をどのように構造化(整理し、組み立てる)すればよいのか。
説得や交渉といった目的別、会議や営業といった場面別にはどうすればよいのか。
また、相手の説明を、どのように頭の中で整理しながら聞けばよいのか。
そして、さらに説明力を上げるための細かいノウハウ、テクニックも紹介。
はじめに 言いたいことが伝わる「世界標準の説明力」
CHAPTER 1 伝わる説明は「構造」が違う
「説明」に大切な要素を分解して考える
・大切な要素①「だれへ」の説明なのか
・大切な要素②「何を」説明するのか
・大切な要素③「どういう状況で」説明するのか
・大切な要素④「どうやって」説明するのか
・大切な要素⑤「どうして」説明するのか
「ターゲットオーディエンス」を意識する
「目的」が説明にパワーを与える
その説明には響く「メッセージ」があるか?
メッセージの中でも一番大切なのは、「キーメッセージ」
・キーメッセージはただのまとめではない
説明のTPOと手段・様式
・「どういう状況で」=TPO
・「どうやって」=手段・様式
何が説明とその他のコミュニケーションを分けるのか?
・説明は「認知」ではなく「理解」を求める
・メッセージのないコミュニケーションはない
優れた説明が可能にする応用的なコミュニケーション
・説明が「説得」を可能にする
・説明と説得の積み重ねが「交渉」を可能にする
人間関係は説明次第
説明の「構造」とは?
・逆ピラミッド型の論理構造
・PREP法
・SDS法
「説明」の構造には世界標準がある
CHAPTER 2 世界標準の伝わる構造「メッセージハウス」とは?
メッセージハウスは世界標準
メッセージハウスの仕組み
メッセージハウスの使い方
・作れるところから自由に作っていく
・要素間の関連性を見つける
・優先順位を意識して仕上げていく
・解像度を調整して完成させる
【練習】転職活動で自分の強みを説明する場合のメッセージハウス
CHAPTER 3 「メッセージハウス」を使って説明する方法
メッセージハウスを活用した説明法
・逆ピラミッド型の論理構造への対応
・PREP法への対応
・SDS法への対応
・ピラミッド型の論理構造への対応
説明の目的別にメッセージハウスを活用する
・「説得」への対応
・「交渉」への対応
・「和解」への対応
メッセージハウスを使いこなすために
・頭の中にメッセージハウスのイメージをインプットする
CHAPTER 4 「メッセージハウス」で相手の説明を読み解く
ジョブズの名スピーチを読み解く
「スター・ウォーズ」のセリフを読み解く
CHAPTER 5 「メッセージハウス」でビジネスを制する
【雑談】「おもろく、遊びながら、良い加減に」で解決
・メッセージハウスをふまえた「雑談」への対策
【会議】まずは「広く、高く、遠く」。そして「狭く、低く、近く」で解決
・メッセージハウスをふまえた「会議」への対策
【商談】「共感を広げて、正しくて、驚くようなコミュニケーション」で解決
・メッセージハウスをふまえた「商談」への対策
【報連相】「説明」にフォーカスして解決
・メッセージハウスをふまえた「報連相」への対策
【プレゼン】「説得」「交渉」「和解」にフォーカスして解決
・メッセージハウスをふまえた「プレゼン」への対策
CHAPTER 6 こうすれば、あなたの説明はもっと伝わる!
メッセージハウスをパワーアップさせる方法
・ニュースバリューで注目を集める
・「SF的情報発信」で変化を語る
・「ジャーナリズム的情報発信」で社会もよくする
メッセージを伝えるチャンスを増やす方法
・ブリッジングでつなぐ
・オープンクエスチョンを利用する
・フレーミングでTPOを整える
謝罪を効果的に伝える方法
・メラビアンの法則を忘れない
・「Wの悲劇論法」で乗り切る
・「X責任計画法」で冷静に対応する
おわりに コミュニケーションのあるべき姿とは?