
-
第1章で取り上げるのは単語です。英語学習における初級レベルの単語を揃えています。冒頭で述べたとおり、非ネイティブエリートは難しい単語を覚えて「単語の量」を増やすのではなく、「複数の意味を持つ簡単な単語」を覚えることで、少ない単語量で表現を何倍にも増やしていきます。各単語にはどんなコアイメージがあるのか?どんな難しい単語を、簡単な単語で置き換え、表現を増やせるのか?単語の持ついろいろな表現を会話に当てはめ、効率良く表現を増やしてください。
-
第2章で取り上げるのは熟語です。単語と同じく、英語学習の初級レベルの表現を揃えています。シンプルではありますが、1つ覚えれば、多くの表現ができます。難しい単語を1つ1つ覚えるよりも、熟語を用いることで多くの表現ができる簡単な単語を覚えて、表現の幅を最大化していきましょう。用法のバリエーションを楽しみつつ、非ネイティブエリートとの会話に利用しましょう。
-
第3章では「フレーズ」を取り上げます。これまでと同じく、難しい単語を1つ1つ覚えて使う代わりに、知っている簡単な英語のフレーズを用いることで、表現を5倍にも10倍にも増やしていきましょう。単語自体は英語学習の入門時に学ぶような、初歩のものばかりです。でも非ネイティブエリートとの会話では、大変効果的です。上手く言い換えが伝わると、「この人はセンスが高い」「会話の気が利いている」と、高い好感を得られるでしょう。フレーズにも、さまざまなバリエーションがあります。多様な意味を把握しながら、こつこつ学習を進めていきましょう。
-
第4章では、「文型」により表現を劇的に増やす方法をお伝えします。例えば、makeは第1文型から第5文型までを駆使することで、1つの単語で5倍の表現を生み出すことができます。このときに難しい単語を1つ1つ覚えるのではなく、こういった簡単でかつ応用力の高い単語を上手く駆使しながら、表現を増やしていくことが重要です。誰もが中学時代に学んで知っているとおり、英語の文法は他言語に比べ、とてもシンプルにできています。そのシンプルな構造から広がる、さまざまな意味の変わり方や表現の柔軟性を捉え、いっそう理解度を深めていきましょう。