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「普通」なんて捨てちゃえば?

小川仁志:著者

こじらせ人間ショーペンハウアーの処世術

媚びない、群れない、我慢しない。
生きづらいこの世を生き延びるための超訳・毒舌語録100選。

「人間は、自然界の恥さらしである」
「ヘーゲル哲学ほどの虚名はない」
「犬の尻尾のひと振りには、人間の偽りの敬意より価値がある」

若くして大哲学者ヘーゲルに講義で挑み、完敗。
学界に馴染めず、母とも不仲。
それでも、愚痴り、怒り、世間に毒を吐きながら、自分の考えを曲げずに生きた哲学者がいた。

それが、ショーペンハウアーである。

本書は、彼を「悟った賢者」としては取り上げない。
ヘーゲルへの執念、新刊への悪口、騒音への激怒、犬への偏愛――あまりに人間臭い言葉と逸話から、その思想と人生を読み解く。

SNSで他人と比べて落ち込む。
評価されたいのに、目立って叩かれるのは怖い。
人とつながりたいのに、人間関係には疲れる。
夢や正解を求めるほど、将来が不安になる。

200年以上前の哲学者・ショーペンハウアーが残した言葉は、驚くほど現代の悩みに刺さる。
彼は我々に、きれいごとは言わない。

人間は欲望に振り回される。世間には見る目がない。人付き合いは消耗する。だから、無理に媚びず、群れず、他人の評価に人生を預けるな。自分の頭で考え、孤独の中に自分の時間を持ち、好きなものを楽しめ――と。

本書は、ショーペンハウアーの思想を体系的に解説する本ではない。
愚痴、毒舌、怒り、失敗、後悔、孤独、そして犬への愛を入口に、彼が不器用ながらも自分の人生を生き延びた知恵を読む本である。

失敗してもいい。
愚痴をこぼしてもいい。
世間に馴染めなくてもいい。

それでも、自分の人生を人に明け渡さない。
最悪なこの世界を、少しでも快適に生き延びるための超訳名言集。

はじめに ショーペンハウアーも、人間である

第1章 人間について

第2章 人間関係と社交について

第3章 孤独と自立について

第4章 世間・名声・他人の評価について

第5章 知識・読書・自分で考えることについて

第6章 毒舌・人物像・同時代批判

第7章 好きなこと・芸術・犬について

第8章 幸福・欲望・苦痛について

第9章 不安・後悔・人生の不確実さについて

第10章 時間・老い・死について

おわりに 生きづらくても生き延びたショーペンハウアーの人生

定価:1,980円(本体1,800円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2026年12月24日(木)
  • ISBN:978-4-8156-4825-1
  • サイズ:46判
  • ページ数:224
  • 付録:-

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著者紹介

著者・小川仁志

小川仁志(おがわ・ひとし)

1970年、京都府生まれ。哲学者。
2026年4月より青山学院大学地球社会共生学部地球社会共生学科教授を務める。
1993年3月京都大学法学部卒業後、伊藤忠商事に入社。その後退職し、フリーター生活などを経て名古屋市役所に入庁。勤務のかたわら大学院に通い、2008年に博士(人間文化)を取得する。その後、徳山工業大学高等専門学校准教授、山口大学国際総合科学部教授などを務め、現在に至る。市民を対象にした「哲学カフェ」を主宰したり、NHKの番組で哲学を解説するなど、幅広く哲学の普及に従事してきた。著書に『7日間で突然頭がよくなる本』(PHP研究所)、『ジブリアニメで哲学する』(PHP研究所)、『教科書の名作で哲学する』(教育出版)など多数。

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