
かんたん・かわいい・おしゃれ 3つの刺し方でできる和の刺しゅう
日本刺しゅうは本来、絹糸、絹布を使いますが、本書では、より身近で手に入りやすい木綿糸やつやのあるアクリル糸を使った、“和感覚”の刺しゅうを紹介します。
本書で紹介する図案はどれも、日本刺しゅうで使われている「3つの刺し方」だけマスターすればでき、誰でも簡単に始められるものになっています。
著者の沖 文さんは、20代の女性日本刺しゅう職人。同世代の目線から、20~30代女性に向け、伝統的だけどどこか可愛くてモダンな「和の刺しゅう」を、カジュアルに取り入れることを提案します。
●普段使いに取り入れたい和の刺しゅう
日本刺しゅうの刺し方の中から「割り縫い」「縫い切り」「こま掛け」の3つだけでできる刺しゅう図案を、ハンカチ、ランチョンマット、風呂敷、小物入れなど普段使いのファッションやインテリア小物、雑貨などに施した作品例を写真で紹介。
●和の刺しゅう はじめの“いろは”
道具の選び方と使い方/台張り/図案写し/針の持ち方/刺しはじめと刺し終わり/糸を替えるとき/布の選び方
●基本の3つの刺し方をマスター
身近に手に入るフランス刺しゅう糸を使って、3つの刺し方でできるワンポイント刺しゅうの手順をていねいに写真入りで紹介。
(割り縫い)木の葉、もみじ、竹
(縫い切り)梅、桜、菊
(こま掛け)うず、雲、唐草
●絹糸を使った和の刺しゅう
本来の日本刺しゅうで使われる、絹糸、絹布を使った刺しゅうの入門。
釜糸と縒り(より)/縒りの太さ/色の混ぜ方
3つの刺し方でできる図案の手順紹介:梅、竹、松、雪輪
●ひと針、ひと針に思いをこめて
沖 文さんの日本刺しゅう作品を紹介。日本刺しゅうとの出会い、和をたいせつにする暮らしなど。
●和の刺しゅう図案集
沖 文さんの手書きによる、あたたかでかわいい、さまざまな刺しゅう図案集。