伊佐と雪 ~なつかしいあさ~
「袴田さん、僕は――」
幽霊に育てられた「伊佐」と雪女の息子「雪」。人ではない彼らが、いつしか大切な存在になっていた。――シリーズ第五弾登場!
その日、マンションに帰宅した袴田たちがリビングで見つけたのは、眠り続ける見知らぬ少女だった。もちろんヒメの仕業である。だが、
当のヒメは「泣いていてかわいそうだから連れてきたが、問題はない」と平気な顔。
まずは事情を把握しようと動き始めた袴田たちだが、彼らが町中で出会ったのは、眠っていた少女とそっくりの女の子だった。おまけに「
お兄さんは妖退治の達人なんでしょ?」などと話しかけられたりして。はたして事態の真相は?
さらには袴田がカナリヤの店番を任されたり、命が危なくなったりと大忙し(?)の当世妖怪奇譚、シリーズ第五弾登場!