
シャムロック「黒衣のホワイトナイト ですぅ~」
いつもみたいに言いなさいよ。
「馬鹿か、君は」って!
「私は桂ちゃんを、何があっても信じてますからぁ~」
轟区の高台にそびえるペントハウスの最上階。ゆるゆる口調とは裏腹に毅然とした決意をアーサーに示す恋歌だったが。
「……いい陽気だねぇ」
肝心の桂一は茶室の濡れ縁に腰掛け、生ぬるいお茶をすすりながらご隠居モードの真っ只中にいた……。
あの手この手で桂一を奮起させようとするシャムロックのメンバーだったが、敗北のショックで腑抜けた桂一の心に火をつけることはできず……。
恋歌はこのままアーサーの手に落ちてしまうのか!? そしてシャムロックの命運は!?