
シャムロック「唇のオーシャンブルー ですぅ~」
「そうか……そうだったんだ。簡単なことだったんだ」
星空を見上げ、呟く。
「……私、久我原君のことが好きなんだ」
そして、最後の戦いが始まった!
(……まずいな)
桂一の呟きは声にならない。
(……僕は死ぬのか? こんなところで)
ストレンジラブのコックピットは静かに海水で満たされていく……。
政治、司法、経済面……あらゆる角度からシャムロックを追い詰めていくアーサー・コムウッド。
彼が最後にとった手段は……武装蜂起だった!
だが圧倒的な軍事力を前にしても、シャムロックのメンバーは怯まない。
舞と乱菊の鬼神のごとき攻撃、恋歌の正確無比な射撃、クリスの捨て身の防御、理佳のネゴシエイション
……それぞれの持てる力を注ぎ込み、最後まで戦う
……すべては愛すべき世界征服魔、久我原桂一のために!