
冤罪の恐怖
人生を狂わせる「でっちあげ」のカラクリ
◎ 知ってほしい事実がここにある。
―― これは他人の悲劇ではない。 明日はわが身である。
ある日突然、犯罪者の濡れ衣を着せられる冤罪。
人生が狂い、被害者とその親族を不幸のどん底へと陥れる国家権力の暴走は、なぜこうも続くのか。
そこには司法の巣食う病巣ともいえる“でっちあげのカラクリ”が存在する。
事件記者として40年以上現場を追ってきた著者が、この国の司法が危機的状況に至った原因を検証し、冤罪事件の具体的な防止策を示す。
冤罪被害者たちの肉声も収録。
◎ 走り出したら止まれない「暴走権力」の眞相
・ 純朴な人、気の弱い人を狙い撃ち
・ 脅し、誘導し、揺さぶる
・ 作り話を思い込ませる
・ 自白させ、証拠を隠し、証拠を作る
――でっちあげにはワケがある。
序 章 証拠改ざんという“前科”
第1章 検察の焦りとおごり
第2章 徹底検証 4つの冤罪
第3章 明日はわが身――ある日突然、犯罪者に
第4章 悲劇を繰り返さないために
終 章 放置し続ける恐怖