
「熱処理」のキホン
イチバンやさしい理工系
金属を利用する場合の大多数を占めるのが鉄ですが、鉄鉱石から精錬しただけでは十分に利用できません。古来、鉄をさまざまな方法で鍛えて必要な強度や性質を付加してきましたが、本書は現在行われている熱処理技術をわかりやすくまとめます。
第1章 熱処理とはなにか
第2章 鋼の性質と組織を意のままに操る
第3章 JIS鋼材がかならずわかる!
第4章 熱処理の方法
第5章 表面熱処理
第6章 熱処理設備と品質試験法
第7講 熱処理救急箱
■著者:
1956年、大阪生まれ。1982年、京都大学大学院工学研究科卒業。新日本製鐵君津製鉄所に勤務、1996年に金属部門の技術士を取得。鉄鋼協会、環境資源工学会、失敗学会所属。著書に、『図解入門 よくわかる最新金属の基本と仕組み』『図解入門 よくわかる最新レアメタルの基本と仕組み』『図解入門 よくわかる最新金属加工の基本と仕組み』(秀和システム)などがある。ブログ「KAZTECJP」で、「金属な毎日」「元素な毎日」など、金属関連のコラムを執筆中。