私とお菓子作り

じつは、パウンド生地、タルト生地は配合があまりにも簡単なので暗記しており、つまり何も見なくても作ることができます。繰り返し作っているレシピなので失敗する心配もなく、思い立ったときすぐに作りはじめることができます。レシピがシンプルで覚えやすければ、何度か作っているうちに、手順は自然に身につきます。ケーキを作るたびにレシピ本を取り出す必要はありません。いつでもどこでも気軽に作れることは、とても大事なことだと思っています。
配合表さえあれば、お菓子は作れる

何をノートにメモしておけばいいかは人によって異なりますが、自分にとってのポイントに絞ってメモするといいと思います。何度か作ったことがあるお菓子なら、レシピ全部を書きとめる必要はありません。基本の配合さえわかればできるのです。基本の配合は、卵1 個を基準にして、粉200g、バターはその半分の100g、塩少々。これで、21㎝のタルト型にちょうど入る生地ができます。
ドイツ風レアチーズケーキ

"クアルクを使った焼かないチーズケーキです。クアルクはヨーグルトで代用します。今回は見た目を重視しして層を作りましたが、もっとシンプルに、タルトにチーズ生地を流して固め、いちごはゼリーにせず、そのままピューレにしてソースとしてかけて食べてもおいしいです。
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りんごのケーキ

ドイツのおばあちゃんが作るケーキといえば、これ。基本中の基本です。作るのが簡単なわりに、飾り切りをしたりんごはレースのようにも見えてすてきです。レーズンを生地に混ぜてもいいし、生地を型に流した後、上にアーモンドスライスをのせるのも好き。りんごの表面にアンズジャムを塗ってもいいですね。
チョコクリームケーキ

みんな大好きなケーキです。チョコレートは家にあるものでOK。前日にチョコレートを生クリームに溶かしておいて準備をします。スポンジも前日に焼いておけば、当日は仕上げに集中できますよ。
クリスマスのお菓子

ドイツの伝統的なクリスマスケーキといえば、シュトレン。最近は日本でも見かけることが増えました。生まれたばかりのイエス・キリストがおくるみに包まれた姿を模したケーキと言われます。見た目はちょっと地味ですが、卵、ドライフルーツ、ナッツ、マジパン、バターをたっぷり使った、とてもぜいたくなお菓子です。
ジンジャーブレッドハウス

アドヴェントの期間、部屋にお菓子の家を飾ると、家中にスパイスのよい香りが広がって、クリスマスだな~と感じるのです。子どもたちはお菓子の家の横を通るたびに、家をのぞき込み、表からは見えない家の裏のほうをちょっとかじってみたり、グミをはがしたり。