親子でつくるエンディングノート
本書は、親と子が対話をしながら共同作業で綴っていくノートです。親から子へ一方的に伝えたいことを伝えるだけではなく、子供も聞いておきたいことをしっかり聞くのです。本書をコミュニケーションツールとして、新たな親子関係のスタートを切ってください。
本書には以下の3つのメリットがあります。
*あなたの親に万が一のことがあった場合、財産を見失う危険がなくなる
*親があなたに有利な遺言を書いてくれる可能性が高くなる
*このノート自体があなたにとってかけがえのない財産となる
子が老いていく親に一番聞いておきたいと思うのは、財産や相続のこと、葬儀のことなど、親の死後、当面、自分が困らないようにするための情報でしょう。極端な話、それだけ聞き出せればいいとさえ思うかもしれません。
しかし、親には子に伝えたいことがほかにも山ほどあります。そして実は子も、○○家のこと、親たちの青春時代のこと、自分が生まれたときのこと、窮地を脱した経験等々、親を失って初めて「聞いておけばよかった!」と思うことが山ほど出てくるものです。
従来のエンディングノートは、”もしものとき”=自分の死を想定して本人が書くものでした。それは遺言書に比べれば少しは敷居が低いとはいえ、書くには、やはりある種の覚悟が必要です。しかし子が親の話を聞きながらノートをつくることができれば、それは新しいコミュニケーションの機会となり、親にとっても子にとってもかけがえのない時間となります。
親が元気な今のうちに聞いておきたいこと、あなたにはありませんか?
■親に話を聞いていく上でのタブーや話の進め方などを詳しく解説した小冊子「親の話をきくための手引き」付き
・いつ、どんなふうに切り出すのがベストか?
・親が話しやすい環境をつくるためには?
・親に絶対聞いておくべきこととは?
・介護や終末医療についても聞いておこう
・財産のことについて、これだけは確認しておこう
・エンディングノートはゴールではなくスタート
■目次:
はじめに
第1部:父・母と私と我が家のこと
●父・母と私の履歴
●父・母の思い出
●父母のこれからの夢・希望
●私に伝えておきたいこと
●我が家の歴史(家系図)
●家族の連絡先
●親戚の連絡先
第2部:もしものときの備え
●病気について
●介護が必要になったとき
●判断能力がなくなったとき
●終末医療について
●もしものときの連絡先(友人・知人)
●所属している団体
●財産について
●借入金等について
●保険について
●葬儀について
●墓について
●遺言について
●相続について
●ペットについて
●コレクション・家財等について
●日記・パソコン・携帯電話について
●MEMO
●PHOTO