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大阪のおばちゃんの人生が変わるすごい格言一〇〇

森 綾:著者

生命力にあふれ、情にあふれ、わが身が大事でその次に人が大事。
そんな大阪のおばちゃんたちのエネルギッシュなパフォーマンス、コミュニケーション能力こそ、世界に通ずるダイバーシティ―人間力である。
そんな彼女たちの生き方を、彼女たちの言葉を取り上げながら学ぶ。
思わず笑える、ときにほろりとくる、読んだら元気になる一冊。

大阪のおばちゃんは、自由である。
大阪のおばちゃんは、わがままである。
大阪のおばちゃんは、情深い。
大阪のおばちゃんは、現実を知っている。
大阪のおばちゃんは、子どもはみんなで育てる。
大阪のおばちゃんは、美味しいことが一番大事。
大阪のおばちゃんは、空気を仕切る。
大阪のおばちゃんは、恥を知っている。
大阪のおばちゃんは、すべてを笑い飛ばす。
大阪のおばちゃんは、やるときはやる。

大切なことは全部、大阪のおばちゃんが教えてくれた。
喜びも悲しみも怒りも楽しみも。
人として生まれた以上、
誰もが平等に、誰もが感じる権利があるのだ。
死にたいほど寂しくなったら、
大阪のおばちゃんの言葉を思い出そう。
大阪のおばちゃんのように口に出して言ってみよう。
なるようにしか、ならへんて。

定価:1,320円(本体1,200円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2017年11月22日(水)
  • ISBN:978-4-7973-9314-9
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:160
  • 付録:-

子どものころ、大阪のおばちゃんが教えてくれた、あんなこと、こんなこと。親に叱られて、家の外で意地を張って泣いていると「おばちゃんが一緒に謝ったるから、さ、家へ入ろ」と言ってくれたこと。そして時代の変化とともに、人を育み、人に良かれと思って生きるおばちゃんも絶滅危惧種になってきた気がする。だから、今、大阪のおばちゃんの言葉をいっぱい書いておこう。

あらゆる場所のかわいい新人さん、自分が初めて見つけたと思い込んでいる素敵な人など、 これから成長していくものに対して「私は早くから知っていました」という刻印を押すために、人差し指を舐めてそれで相手を触ったりする。ちょっと汚いが、愛は深い。

みんなで食べ物をシェアしているときに、最後の一個、最後のひとかけらに誰も手をつけられないでいるときに、それを「どうぞあなたがとってください」と勧める言葉。

若い大阪人は自転車を基本的に「チャリ」「チャリンコ」などと言うが、おばちゃんは「ベンツ」とか「ポルシェ」とか盛って言うことがある。しかも絶対に人生で乗ることがない人ほど、この言葉は生きる。

誰かがなんの気なしにおばちゃんのお尻などを触ってしまったとき、それをセクシュアルな空気にしないために発する言葉。

親バカの最上級。我が子可愛さに過保護なふるまいをしてしまった後に照れ隠しに使うことが多い。身内や仲のよい友人の過保護なふるまいを冷やかすときにも使う。

一升瓶の中身は、瓶の口までいっぱいいっぱいに入っているわけではない。ちょっと足りないからフタが閉まり、瓶にはおさまるのだ。人間は完璧ではない。自分も相手も、ちょっと足りない。それを前提に人付き合いしなさい、という意味。

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著者紹介

森 綾(もり あや)
エッセイスト&ライター。大阪市生まれ。放送タレント、新聞記者、FM局編成部を経て、フリーへ。VERY、婦人公論、朝日新聞を中心にコラムやインタビュー連載。著書に『大阪の女はえらい』、『大阪のうまいもん屋』などがある。大阪の人気パーソナリティ道上洋三、角淳一、島田紳助、藤山直美のエッセイなど多数構成。

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