絶対値とは?

共通点は、「基準から300円離れている」ということ。このように、ある数を表す点と原点がどれだけ離れているか(距離)を、その数の「絶対値」といいます。「反対の性質を持つ量」を扱う場合、どうしても必要になる概念です。
電卓にだってやれない計算がある

電卓やスマホで「5÷0」を計算すると、エラー表示がでます。0をかけると積(かけ算の答え)は0になってしまいます。5にはなりません。つまり、□に当てはまる数など存在しないのです。0で割っても、答えが存在しないのです。
交換法則って?

数学の世界では、いつでも交換OKというときがあり、加法、乗法の場合が特に有名です。一般には集合Aにおける演算*が、Aの元(要素)a,bについて、a*b=b*aを満たすとき、つまり「順序を入れ替えても結果は同じ」という場合、「演算*は交換法則を満たす」といいます。
「対称式」「交代式」

ab+bc+caは対称式です。3番目の項はcaとなっていますが、これをacにすると、a → b → c → a → b → c ……という「循環」が崩れてしまうのです。中学校の段階では少ないですが、数学の勉強を続けていると、アルファベットの循環にこだわってかいたほうがわかりやすいという場面が登場します。
困ったときは「2回方式」「4回方式」

単項式と多項式、または多項式と多項式の積の形でかかれた式を、単項式の和の形に表すことが「式の展開」です。おおざっぱにいえば、かっこにくるまれている多項式を、かっこを外して、単項式の和の形にするのです。
2次方程式の解の公式の歌

どんな2次方程式でもへっちゃらになるように、2次方程式を解くための「解の公式」をつくってみました。そこで私は、授業中に1 年に1 回だけ、歌を歌うことにしています。先ほどの公式が、「アルプス一万尺」のメロディにきれいに乗るのです。