
おすすめのポイント
「僕の名前はアルカ、ちょっと凄めの魔法使いさ」
千年の封印から目覚めた魔法使いによる救世の物語、開幕!!
第10回GA文庫大賞『優秀賞』受賞
「最果ての魔法使い」
今、伝説の続きが――紡がれる
はるか昔、人類を滅亡寸前まで追い込んだ魔獣を自らと共に封印し、伝説となった魔法使いがいた。だが、 彼は千年の封印から目覚めた後に絶望する。魔法は忘れ去られ、世界は再び崩壊の危機をむかえていたのだ。
そんな世界で彼に手をさしのべた少女・フィルとの出会いが、千年の孤独ですり減った彼の心に新たな火を灯す!
「あなたは一体……何者なんです?」
「僕の名前はアルカ=ニーベルク、ちょっと凄めの魔法使いさ」
悠久の時を越え、伝説の続きが今紡がれる! 最強の魔法使いによる救世の物語、開幕!!
第10回GA文庫大賞『優秀賞』を受賞した傑作ファンタジー!

失われた魔法が世界を救う!
魔獣が近づいてくる。遠くに見えていた山のような姿は今では見上げる程の距離まで来ている。
それに合わせてアルカも限界まで魔法陣を縮小する。船を囲う程だった魔法陣の大きさは今や杖の頂部に付いた宝石の周囲一メートルほどまで狭まっていた。中を走り続ける魔力が魔法陣の中で激しく稲光を放出している。
『……内部の球体の速度が当機の観測機器の測定限界を突破。制止要請! 制止せよアルカ=ニーベルク! そんなものを放てば……!』
「あ、そうだ。ナビ。子供達に揺れるから気をつけてって言っといてくれるかな?」
杖を魔獣に向ける――そして限界まで加速させていた魔力を解き放つ。
閃光が走った。ほんの僅かに遅れて至近距離に雷が落ちたかのような轟音と破局的な衝撃波が周囲を襲った。

千年のカルチャーショック!?
「ああ、おかえりフィルちゃ ――ぶっ!?」
「? アルカさん、どうかしました?」
戻ってきたフィルが着ていたのはスベスベした紺色の生地の水着。そんな水着姿のフィルを前にアルカは顔を真っ赤にしていた。
「あのー? アルカさん?」
「い、いや、そ、その……は、肌を見せすぎじゃないかい!?」
アルカは全力で眼のやり場に困っていた。露わになったきめ細かい健康的な肌。柔らかそうな胸の膨らみ。細い腰まわりにスラリと伸びるスベスベの脚。
「千年前だと女の人があまり肌を見せることって無かったんですか? この水着って学校の授業で使うやつなんでだいぶ露出は少ない方ですよ?」
「ひ、紐!? あ、頭クラクラしてきた……」

歴史は正しく伝わらない!?
魔法戦記。千年前の戦いを元に書かれたらしい戦記小説。
気になったのでサラッと斜め読みしてみたのだが、確かに千年前の戦いを元にはしているものの、かなり大げさに書かれているというかなんというか。
魔法戦記を元にして書かれたライトノベルというのも読んでみたが自分が『天然魔法少女――アルカちゃん』になっていたのはどういう了見か。
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