発売日 2020年01月11日(土)

竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から―

著者名:筑紫一明(著者) Enji(イラスト)

¥610(税別)

ISBN:
978-4-8156-0396-0
サイズ:
文庫
ページ数:
320
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・筑紫一明

イラスト・Enji

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本日感想追加した作品(3):
・竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から―/筑紫一明
・絶対小説/芹沢政信
・失格世界の没落英雄/北山結莉
・死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く II/彩峰舞人

『竜と祭礼 ―魔法杖職人の見地から―』。筑紫一明 先生の「第11回GA文庫大賞・奨励賞」受賞作。伝説の職人たる師匠の遺言により魔法杖の修理を請け負ったその弟子が、依頼主と共に杖に託された想いへ触れていきます。(イラスト:Enji 先生)【 】伝説の杖職人“ムン… https://t.co/RXvKxvUadP ln-news

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  • 質の良いオールドファンタジー。展開が平坦かつ統一感がない

    3.0
    mit_ace

    職人もののファンタジー。派手なシーンは少なく、ミステリ風味に話が進んでいく。世界設定が凝っていて、描写も上手いので異世界感を存分に味わえる。キャラは造形は良いのだが、作中であまり掘り下げられないので親近感が湧きにくい。特にヒロインは、性格、生い立ち、過去の出来事とも非常によく出来ているのに残念。過去の出来事がもっとストーリーに関係してくれば面白かったのだが……。ゆったりとした展開は好き好きだが、現代の感覚からするとさすがに緩すぎるか。まともな危機も無いまま終わってしまったのは悪い意味で驚いた。これもキャラに愛着が持てない原因の一つ。より問題なのはストーリーの統一感の無さで、まるで前半後半で違う話を繋げただけのように見える。重要な要素であるはずの魔法杖が、ほぼ序盤しか出てこないのはどうなのだろう。ストーリーとキャラの絡みも薄く、主人公は大いに換えが効く上に大して活躍もしない。一応主人公たちの過去と、物語の核となる存在に関連性はあるのだが、唐突かつさらっと流されるため心に残らない。これ以外にも唐突に明かされる設定が多いのはマイナス点。総合すると、雰囲気を味わうにはいい小説。ストーリーに期待してはいけない。

  • 5.0
    Millefeuille

    亡くなった師匠の遺言のもと、半人前の主人公の元に持ち込まれた、芯材の破損した1本の杖。芯材の材料は、1000年以上前に絶滅したとされる竜、その心臓と呼ばれる希少な鉱物?であった。そもそも1000年以上前に滅びた竜の「心臓」など、王家の宝物庫にあればいいくらいだろう、待て、師匠はどうやってこれを手に入れた?希少なだけで実は手に入るものなのか?竜というのは比喩で、本当はどこかで採れる鉱物なのではないか?そもそも竜は絶滅したのか?誰も見たという話が無いだけで、(恐竜が鳥類として現世に生きるように)姿かたちを変えて生きているのではないか?などと仮説と推理が論理的に組み上げられながら真実にたどり着く様が非常に面白い。いろいろ匂わせておいて最後が奇想天外なのも憎い。分かる方は少数とは思うが、『本物は1つでいい。』が信条の10年前に完結したコミック、あのスイス銀行のオール・ゼロの口座に金を振り込む物語を彷彿とさせた。図書館、ギルド、現地に手がかりを残し、かつ主人公の才能を見抜いていた亡き杖職人の名匠こと師匠の慧眼と、その期待に見事に応えた主人公に乾杯だ。続編も思案中とのことで、実に楽しみだ。

  • 手探り探索ファンタジー

    4.0
    重さん

    専門用語は割と多めですが辟易せずに興味を唆られる良いファンタジーでした。基本的に杖職人の話なので冒険ファンタジーとは一風変わった視点からものを見る物語です。それが独特の空気感を作り出していて、とても新鮮でした。伏線の張り方も回収も綺麗で、全体的に完成度が高いなと感じました。2巻が出るのが楽しみです。

すべての10レビューを表示

  • よっち

    師の遺言により少女ユーイの杖を修理することになった、半人前の魔法杖職人・イクス。姉弟子たちの助けも借りてどうにか破損していた芯材を特定した彼が、1000年以上前に絶滅した竜の心臓を求めて旅する物語。夏の終わりまでを期限とした竜の伝承を求めての探索、ユーイが抱える過去と杖が壊れた理由、明らかになってゆく竜が絶滅した真相。戦えない二人が主人公であるがために、派手な展開とは無縁でインパクトには欠けますが、しっかりとした世界観の中で動く登場人物の描写は繊細で、明かされた真実とその結末は心に響くものがありました。 続きを読む

  • サケ太

    非常に素晴らしいハイファンタジー。杖の修復を望む少女と職人見習いの少年。二人が出会い杖の秘密を探っていく。遺された物。遺された想い。長い年月をかけて伝えられたものの真意。悲しい過去。それから前に進む少女。師の言葉を胸に進む少年。面白かった。 続きを読む

  • nawade

    ★★★★☆ 一本の杖をめぐり、1000年以上前に絶滅した竜の心臓と呼ばれる何かを求める良質なハイファンタジー。もはや時代に反していると言ってよい程のストイックで高尚な物語だ。バトルもなく派手な展開もなく、師匠の残した杖を修理するために未知の素材を求め依頼者の少女と民俗学めいたフィールドワークをするというもので、ある意味、ひたすら地味な展開が続く。竜の伝承の探索という壮大なバックグラウンドを持ちながら、主人公達が求めるのは1本の杖の修理だけというギャップ、それを納得させるキャラ造形と世界観が興味深かった。 続きを読む

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