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身近な「鳥」の生きざま事典

一日一種:著者

散歩道や通勤・通学路で見られる野鳥の不思議な生態

遠くに行かなくても見られる!
可愛くも、したたかな鳥たち

野鳥──それは最も身近な野生動物です。動物園に行かなくても、大自然の中に身を置かなくても、家の周りを「お散歩」するだけで見られます。
「どうせスズメ、カラス、ハトぐらいでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、これらも一種一種が強烈な個性を持っています。さらに、よく目を向ければ、街なかでも1日に何十種類もの鳥を見つけることができるのです。

コンビニによくいる白黒の鳥、花びらでも葉っぱでも食べてしまうムクドリ、ハトのメスに頭を下げて迫るオス、ある理由でキョトンと首をかしげる小鳥たち……。

本書では、観察にもとづいた情報をまじえ、身近な鳥のおもしろい生きざまを豊富なイラストと文章で解説します。身近な散歩道や通勤・通学路を歩くのが楽しみになる1冊です。

はじめに
・最も身近な動物ウォッチング
・「鳥見」のよいところ
・ながら鳥見のススメ
・向いている時間帯・時期
・見つけるポイント
・鳥見で気をつけたいマナー

第1章 人の身近にも食べに来ます 【エサとり】
・トコトコ歩いてエサ探し! 白黒の「コンビニ鳥」
・実はマヨラー! 脂っこいものが大好物
・狙われているのは、あなた……の食べ物!
・花びらも葉っぱも食べる好奇心旺盛な鳥
・大量に散乱する羽毛! いったい誰がこんなことを
・公園の池に生える「たけのこ」みたいな鳥
……など

第2章 勝因は押しの一手? それともプレゼント? 【求愛行動】
・ハトの求愛はしつこい① のどをふくらませてアピール
・ハトの求愛はしつこい② 何度も頭を下げてお願い
・イチャイチャと羽づくろいする仲のよさ
・「ホケキョ」は2種類、ラブソングならキーが高め
・見た目はやっぱり大事? のどの赤さが決め手
・子どもができない秋や冬にも交尾する?
……など

第3章 個性豊かなそれぞれの「我が家」 【巣作り・子育て】
・郵便受けに植木鉢にと自由すぎる巣づくり
・電柱や屋根周りの優良物件は見逃さない
・監視カメラの上にも!? 思わぬところに巣を持つ鳥
・カラスの巣は針金のハンガーだらけ
・ダウンたっぷり! ふわふわのベビーベッド
・それで本当に完成? ワイルドすぎる巣
……など

第4章 これ、誰の声? どうしてこの動き? 【鳴き声・仕草】
・恋のメロディが美しいとは限らない
・「チュンチュン」だけ? もっとあるスズメの声
・ヨシ原のジャイ○ン? インパクト大の歌
・モテないオスは必死に歌い続ける定め
・鳥が可愛く首をかしげるわけ
・「だるまさんが転んだ」を1羽でやっている鳥
……など

第5章 まだまだ面白い! 鳥たちの生きざま
・鳥は恐竜の子孫だと実感! たくましい姿で日光浴
・羽毛のかたまりに足1本! 日中は寝ている鳥たち
・暑い日の鳥たちはぽかんと口を開ける
・寒い日の鳥たちはみんなでふくらむ
・ネオンがギラギラする駅前に集結! 小さな鳥
・時期を選べば、都会でも珍しい鳥が見られるかも?
……など

巻末付録マンガ 野鳥のトラブルSOS !

定価:1,540円(本体1,400円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2021年2月16日(火)
  • ISBN:978-4-8156-0700-5
  • サイズ:46判
  • ページ数:192
  • 付録:-

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著者紹介

著者・一日一種

野生生物の魅力を伝えたくて、マンガやイラストを描いている元野生動物調査員。技術士 環境部門。その観察眼や描写、独特な世界観が、Twitterなどで話題となる。著書に『わいるどらいふっ! 身近な生きもの観察図鑑』『わいるどらいふっ! 2 身近な生きもの観察図鑑』(ともに山と渓谷社)、『探検!里山いきもの図鑑』(PARCO出版)がある。バードウォッチング雑誌への寄稿多数。

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