星神 ルナ（ほしがみ るな）

「お母さんとはこんなこと、できなかったでしょ」

　疎遠になっていた一悟の初恋の人（朔良）の実娘。高校一年生。母親と非常に似ており、少女の頃と瓜二つの美少女。
　出会いを切欠に、一悟に心を寄せるようになる。世間体は真面目な優等生だが、一悟と一緒の時には年相応の、悪戯好きで小悪魔な面も。

朔良（さくら）

　16歳当時の姿。一悟の初恋相手。一悟より3学年上で弟のように可愛がっていた。大きな家業を営む良家のお嬢様。
　16歳で婚約者と海外に渡る。その後、ルナを出産するも夫に先立たれ、女手一人で育ててきた。ルナに一悟との思い出話をよく聞かせていた。数年前に事故で死去。
　※一悟の回想シーンで登場します。

釘山 一悟（くぎやま いちご）

「……僕は、君に朔良を重ねていた」

　本作の主人公。28歳。
　大型ホームセンターで店長を務める仕事人間。真面目な性格。
　好きだった朔良とそっくりなルナに迫られ、困惑しつつも魅かれてゆく。

和奏（わかな）

「店長……かしこまりました」

　一悟の同僚。副店長で、常に支えてくれる頼れる仲間。
　一悟に淡い恋心を寄せているが、行動に移せない。