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世界のサメ大全

めかぶ:著者 / 田中 彰:監修

サメ愛好家が全身全霊をささげて描いたサメ図鑑

「サメのことならなんでもわかる!」イラスト図鑑ができました。サメマニアの「めかぶ」(@shark0037)さんが、130種ほどのサメをすべてイラストで解説! サメ雑学も満載です。

■はじめに

こんにちは。著者のめかぶです。

めかぶはこんぶの仲間ですが、私はサメが好きで、サメに擬態したメガネをかけている人間です。

安心してください、この本は、こんぶじゃなくちゃんとサメの本です。

私は幼少期から水族館が好きでした。海洋生物が好きだったのですが、いきなりその中のサメを好きになってしまったのです。
当時はサメのことをなにも知らないような状態だったのに、本当に一瞬の出来事でした。

いきなりでした。「沼」に落ちました。

ですから、頭の悪い私は「とりあえず描こう」「描いて覚えよう」と思いました。それが、すべての始まりでした。

世界には、約500種類以上のサメが存在します。こうしている間にも、新たなサメが発見されているかもしれません。めっちゃ、神秘的じゃないですか? これだけでも「サメに惚れてまうやろー」ってなります。

自分がいろいろなサメの知識を身につけていくうちに、もっとたくさんの人に「こんなサメがいるんだよっ」と知ってもらいたくなり、描いたサメをSNSに掲載していきました。

うれしいことに、さまざまな人に見ていただくことができました。そして、この書籍を出すことにもなったのです。これも、皆さんのおかげです。ありがとうございます!!

少しでも多くの人に「サメの魅力」を知っていただけたらいいな、という思いを込めた一冊です!

それでは、SHARKなWORLDへ!!

2022年4月 めかぶ

第1章 サメってどんな魚?
第2章 全115種! 世界のサメ図鑑
第3章 古代のサメ~歴史は人よりも長い
第4章 サメの繁殖~サメのおちんちんは2本!
第5章 サメと人~人のほうがサメを殺している

定価:2,970円(本体2,700円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2022年5月17日(火)
  • ISBN:978-4-8156-1189-7
  • サイズ:A5変
  • ページ数:304
  • 付録:-

お知らせ・キャンペーン

  • いくらでも生え変わるサメの歯

    サメの歯は「生えては抜ける」を繰り返す。生えるスピードや本数はサメの種によって違うが、一生に約3万本は生え変わる。これは1週間に1度、早い種では2~3日に1度という頻度だ。

  • サメには「第六感」がある

    サメは、生き物が発した微弱な電気をロレンチ―二瓶(吻先に開いた小さな無数の穴にある粘液に満たされた器官)で感知できる。砂の中に隠れた獲物の位置を感知するのにも役立つ。

  • 子宮の中で胎児が共食いするサメもいる

    卵食・共食い型は、母体が食用として子宮内に排卵した無精卵を食べて育つ。また、無精卵とは別に、同じ子宮内にいる胎仔を食べて育つタイプもいる。

  • ニシオンデンザメ

    推定年齢500歳以上のニシオンデンザメが発見されたこともある。超長生きのサメは戦国時代から生きている。織田信長(1534-1582)もびっくりだろう。

  • オオセ

    生命力がすさまじく、水揚げされても6時間ぐらい生きていることや、首を落とされても襲いかかってくる姿から「マンキラー(人殺し)」の異名を持つ。

  • シロボシホソメテンジクザメ

    生命力が強く、水上でも10時間以上生きていられるとされ、引き潮で取り残されても、ある程度は生存できる。水上では目を守るために、眼球を収納できる。

著者紹介

著者・めかぶ

めかぶ
大阪府出身。奈良芸術短期大学グラフィックデザインコース卒。高校時代からデザインを専攻し、現在はフリーランスのイラストレーター。「絶滅した」といわれるメガロドン(サメの一種)の記事に偶然出会い、古代ザメに関心を持ち始め、サメの虜に。小さなころから水族館が大好きで、今でもサメの水槽から動かず、ずっとサメを見ているタイプ。サメグッズやサメ関連にも弱く、すぐ買ってしまう。1番好きなサメはシロワニ(強面だから)。2019年には、海とくらしの史料館開館(鳥取県)の25周年イベント『サメ祭』でポスターやチラシのデザインを担当。TwitterIDはshark0037。

監修・田中 彰

田中 彰(たなか・しょう)
1952年、神奈川県生まれ。1975年、東海大学海洋学部水産学科卒業。1980年、東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。同年より本学海洋学部水産学科に勤務し、1994年から教授、2014年から大学院生物科学研究科長。1990~1991年に、米国ウッズホール海洋研究所の訪問研究員として、海洋動物の行動調査を行う。専門は海洋動物学、保全生態学、特にサメ類などの高次捕食者の生態、生活史の研究。駿河湾を眼前にした海洋学部のメリットを活かし、深海に生息するサメ類の研究をライフワークとし、そのほか熱帯の河川に生息する淡水産サメ・エイ類の研究を世界の未開な地域で行ってきた。国際自然保護連合(IUCN)種の保全委員会サメ専門家グループ、日本水産学会、日本魚類学会、日本板鰓類研究会などに所属。著書に『美しき捕食者 サメ図鑑』(実業之日本社)、『深海ザメを追え』(宝島社)など。

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