ナゾの行動や生態、その意味を楽しく図解!
海面近くから深海へと向かい、また戻ってくるマンボウ。何をしに、寒い深海にわざわざ潜るのか? 体温計やビデオカメラをマンボウにつけて調べてみた研究者に、おどろきの発見が…。
かわいい、ヤバい、ちょっと変…
そんな行動の裏側をイラストで解説!
これは、小さなアリから大きなクジラまで、たくさんの生きものたちの行動や生態をご紹介していく本です。
「なんで、そうなった?」「いったい、どうなってるの?」…。
そんな風に人をおどろかせることを、生きものたちはやってのけますが、1つひとつに理由や意味があります。
そのナゾを解いてくれるのは、「行動生態学」などによる研究結果の数々です。
ちょっと難しそう?
そこで、この本では、できるだけ文字を読まずに「絵」でお話のエッセンスを気軽に楽しめるようにしました。
では、発見と刺激に満ちた生きものたちの世界へ、ようこそ。
第1章 あの手この手で食べ物を確保
・せっせと葉っぱに穴をあけるマルハナバチ
・あせった魚をだますザトウクジラ
・マンボウ、深海へ行く
・火を使ってハンティング? 放火するトビのナゾ
・オサガメの極寒クラゲ食いだおれツアー ……など
第2章 敵から身を守る、そのために
・大きくふくらむオタマの頭
・ヒソヒソ声で話すミナミセミクジラ
・エラのすき間から…ウナギのあとずさり脱出術
・アブラムシの最適フォーメーション
・勝ち負けを引きずるアメリカザリガニ ……など
第3章 異性をめぐって真剣勝負
・太陽を味方につけて求愛するハチドリ
・ワオキツネザルの魅惑の体臭
・じゃんけんの仕組みで成り立つトカゲの行動
・錯覚でメスをさそうオオニワシドリ
・キンカメムシの高度な求愛ダンス
第4章 生きものの不思議な集団生活
・シャチばぁちゃんのちえぶくろ
・イエセビのソーシャルディスタンス
・子供をゆうかいしてはたらかせるハダカデバネズミ
・チョウの幼虫がミツでアリをあやつる
・ウミガメの背中に広がる世界 ……など
第5章 まだある! 新発見の数々
・遠くの嵐の接近を察知! 回避する小鳥
・学習能力が高すぎるハエ、短命になる
・産卵の時に心臓が止まるサケ
・減る南極の海氷、増えるペンギン
・グルグル回る海洋動物のナゾ ……など