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鳥類学が教えてくれる「鳥」の秘密事典

陳湘靜:著者 / 林大利:著者 / 牧髙光里:訳 / 今泉忠明:監修

鳥は寝ても起きている? 方言を話す?
不思議な鳥の世界をご案内
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皆さんは普段、どんな鳥を目にしますか?
まず思いつくのは、「スズメ、ハト、カラス」かもしれません。
けれど、私たちの身近にはもっと多種多様な鳥がいますし、地球の裏側に目を向ければ驚くような姿の鳥もいます。

そんな、どこにでも当たり前にいるようで謎に満ちた「鳥」について、「いったいどうなっているの?」「なんでこんなことをしているの?」といった秘密を解き明かしていくのが本書です。

ユーモラスで分かりやすいイラストととともに、鳥の体や生活にかんする面白い話を気軽に楽しめます。
鳥類学に裏づけられた知識を気負わず得られ、鳥を見るのがもっと楽しくなる1冊です。

 

序章  鳥類って、そもそも何?
・恐竜は絶滅していない?
・鳥は爬虫類なの?
・コロコロ変わる鳥の分類
・鳥に国境はないけれど

第1章 鳥の体の不思議
・つま先立ちするスリムな足
・鳥を鳥たらしめる羽毛
・鳥のすごいステルス術
・衣替えはアリ派? ナシ派?
・生き抜くための嗅覚
・鳥はどれだけ賢い?
・鳥は寝ながら起きている ……など

第2章 驚きの食生活
・スズメたちのクチバシから分かること
・ハイイロホシガラスは隠して回る
・連携プレーが決め手! モモアカノスリ
・メンフクロウの静かなる狩り
・水鳥たちの差別化戦略?
・回る回る! アカエリヒレアシシギ
・空飛ぶ強盗にご用心! ……など

第3章 鳥は話し、求愛し、子育てする
・アメリカコガラの警報は3段階
・鳥の世界にも方言がある!
・キジオライチョウのポッコンポッコン戦争
・師弟で踊るオナガセアオマイコドリ
・シャカイハタオリの巨大マンション
・総排泄腔のキス
・托卵攻防戦 ……など

第4章 飛んで旅をする鳥たち
・渡る鳥、渡らない鳥
・鳥たちの航路「フライウェイ」
・長旅の前にはとことん食べる
・地図もGPSもないのに迷わない
・オスは急いで帰郷する
・鳥のレース、1位に輝くのは? ……など

巻末付録
・鳥名小辞典
・用語集
・参考文献

定価:1,650円(本体1,500円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年1月6日(金)
  • ISBN:978-4-8156-1744-8
  • サイズ:A5判変形
  • ページ数:192
  • 付録:-

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著者紹介

著者・陳湘靜

国立台湾大学 森林環境・資源学部卒業。鳥類の行動、特にカンムリチメドリの繁殖を研究。今でも、鳥類の研究論文を読むのが日課。イラストを通して、もっとたくさんの人に鳥のことを知ってほしいと思っている。

著者・林大利

特有生物研究保育センター アシスタント研究員、オーストラリア クイーンズランド大学 生物科学専攻 博士課程。ポピュラーサイエンス書の翻訳家・監修者。訳書に『美麗的地球(邦題:プラネットアース)』、監修書に『鳥類的機智都市生活(邦題:身近な「鳥」の生きざま事典)』などがある。

訳・牧髙光里

2年あまりの南開大学への語学留学を経て、日本企業での翻訳・通訳・貿易事務、西アフリカのマリ共和国での村落開発に携わる。米作りや野菜作りの経験もあるが、現在は翻訳業に専念。訳書に『ERROR FREE 世界のトップ企業がこぞって採用したMIT博士のミスを減らす秘訣』(文響社)がある。

監修・今泉忠明

東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業、国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学ぶ。上野動物園の動物解説員を経て、現在は動物学者として活動。日本動物科学研究所所長、ねこの博物館館長。『絶滅野生動物事典』(KADOKAWA)、『猛毒動物 最恐50 改訂版』(SBクリエイティブ)、『学研の図鑑LIVE 動物』(学研プラス)、『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)など著書・監修書多数。

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