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アメリカの大学生が学んでいる本物の教養

斉藤 淳:著者

本物の教養であなたの世界は180度変わる

教養を身につけるというのは、ただの勉強とは違います。学歴があることとも違います。知識や情報を得ることそのものが目的ではありません。

教養を身につけるというのは、一般教養を身につけるとは違います。「一般教養」は時事性が強い、いわば賞味期限があるものなのですが、真の教養とは、もっと普遍的なものです。

では、教養とは何か。何のために身に付けるものなのか。

イェール大学の元助教授で、英語力と教養を同時に学べる学習塾「J PREP 斉藤塾」の代表である著者が、
アメリカのリベラルアーツ教育の現場を知っているからこそ語れる、
「教養とは何か」「教養人とは何か」「教養を身に付けるための方法」を明かします。

 

プロローグ――「教養」とは何か?
●教養は「エリートのもの」ではない
●「一般教養」は教養ではない
●改めて、「教養」とは何か
●専門知識と教養、どちらのほうが「稼げる」?
●教養を身につけると幸せになれる、わけではない
●「よき思考者」になろう

1章 深く学ぶ――勉強とは違う「教養人の学びの姿勢」とは
●「水の買い方」を学ぶか、「井戸の掘り方」を学ぶか
●知識の「生産」を体験してみるということ
●「知っていること」には価値がない
●正解を出す難しさに立ち向かう
●「好奇心」という櫂をもて
●楽しく学ぶほどに「副産物」も大きくなる
●学ぶ機会は日常にあふれている
●「役に立つことを学ぶ」のは教養ではない
●「何を学ぶか」ではなく「いかに学ぶか」
●「わかる」を使い分ける
●他者の事情、心情には想像力を働かせる

2章 自分の頭で考える――正解がない世界を生きる「思考の方法」
●「事実」を正しく読み解く力とは
●推論のリテラシー――「確からしさ」を確かめる
●自分の経験に照らして仮説を立てる
●「メモ魔」になろう
●「軍事費の差」が大きいほど侵攻は起こりやすい?
●「見えないもの」に目を向ける
●「エビデンスというものの微妙さ」を知っておく
●複数の「思考のフレームワーク」をもっておく
●守りたい価値のために学び、思考する

3章 本を読む――知性と仲よくなると、学びが加速する
●図書館に行こう
●知性と仲よくなる
●学びはじめのときこそ「分厚い教科書」を読む
●基礎知識を網羅する「多読」のすすめ
●「知識の製造装置」の設計図を知る
●読むべき本、捨て置く本の見極め方
●なるべくオリジナルの議論に触れる
●英語を学ぶと、アクセスできる知識が一気に広がる
●単純に楽しい――これも英語を学ぶメリットの1つ
●「読書のモード」を使い分ける
●「一時の流行本」にも利用価値がある
●自分の本棚を「知識体系の見取り図」にする

4章 自分の意見をつくる――「よき思考」の成果を手に入れよう
●なぜ日本人は意見をもつのが苦手なのか
●日本人の最重要課題は「自己肯定感」
●意見は「事実確認」からは生まれない
●自分の意見をつくる基本のトレーニング法
●「HOW」ではなく「WHY」を問う
●いろんな正解がある前提で考える
●「正解の根拠」まで考えてみる
●よくある問いを「逆側から」問うてみる
●意見は変わるものである
●「So what?」まで考える

5章 人と共に学ぶ――議論し、合意形成を目指すのが真の教養人
●学びを「独りよがり」にしない
●人と共に学ぶ意義
●「瞬発力」よりも「粘り強さ」が重要
●議論の「撤退線」を引いておく
●「具体」と「抽象」を行き来するスキル
●大切にしたい価値観のために、何ができるか
●「大きな絵」を要素分解する

エピローグ――教養は、人生を格段におもしろくしてくれる
●日本では「教養教育の環境」が圧倒的に不足している
●教養は「未来を見通す力」
●自分の将来を自分で選び、つかみとれる人間に

定価:990円(本体900円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年1月6日(金)
  • ISBN:978-4-8156-1769-1
  • サイズ:新書
  • ページ数:216
  • 付録:-
  • ●教養は「エリートのもの」ではない
    ●「一般教養」は教養ではない
    ●改めて、「教養」とは何か
    ●専門知識と教養、どちらのほうが「稼げる」?
    ●教養を身につけると幸せになれる、わけではない
    ●「よき思考者」になろう

  • ●「水の買い方」を学ぶか、「井戸の掘り方」を学ぶか
    ●知識の「生産」を体験してみるということ
    ●「知っていること」には価値がない
    ●正解を出す難しさに立ち向かう
    ●「好奇心」という櫂をもて
    ●楽しく学ぶほどに「副産物」も大きくなる
    ●学ぶ機会は日常にあふれている
    ●「役に立つことを学ぶ」のは教養ではない
    ●「何を学ぶか」ではなく「いかに学ぶか」
    ●「わかる」を使い分ける …など

  • ●「事実」を正しく読み解く力とは
    ●推論のリテラシー――「確からしさ」を確かめる
    ●自分の経験に照らして仮説を立てる
    ●「メモ魔」になろう
    ●「軍事費の差」が大きいほど侵攻は起こりやすい?
    ●「見えないもの」に目を向ける
    ●「エビデンスというものの微妙さ」を知っておく
    ●複数の「思考のフレームワーク」をもっておく
    ●守りたい価値のために学び、思考する

  • ●図書館に行こう
    ●知性と仲よくなる
    ●学びはじめのときこそ「分厚い教科書」を読む
    ●基礎知識を網羅する「多読」のすすめ
    ●「知識の製造装置」の設計図を知る
    ●読むべき本、捨て置く本の見極め方
    ●なるべくオリジナルの議論に触れる
    ●英語を学ぶと、アクセスできる知識が一気に広がる
    ●単純に楽しい――これも英語を学ぶメリットの1つ
    ●「読書のモード」を使い分ける …など

  • ●なぜ日本人は意見をもつのが苦手なのか
    ●日本人の最重要課題は「自己肯定感」
    ●意見は「事実確認」からは生まれない
    ●自分の意見をつくる基本のトレーニング法
    ●「HOW」ではなく「WHY」を問う
    ●いろんな正解がある前提で考える
    ●「正解の根拠」まで考えてみる
    ●よくある問いを「逆側から」問うてみる
    ●意見は変わるものである
    ●「So what?」まで考える

  • ●学びを「独りよがり」にしない
    ●人と共に学ぶ意義
    ●「瞬発力」よりも「粘り強さ」が重要
    ●議論の「撤退線」を引いておく
    ●「具体」と「抽象」を行き来するスキル
    ●大切にしたい価値観のために、何ができるか
    ●「大きな絵」を要素分解する

  • ●日本では「教養教育の環境」が圧倒的に不足している
    ●教養は「未来を見通す力」
    ●自分の将来を自分で選び、つかみとれる人間に

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著者紹介

著者・斉藤 淳

1969年山形県生まれ。J PREP斉藤塾代表。上智大学外国語学部英語学科卒業、同大学国際関係論専攻博士課程前期課程修了後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院を経てイェール大学大学院政治学専攻にて博士号(政治学)を取得。フランクリン・マーシャル大学助教授等を経て2008年イェール大学政治学科助教授に。2012年に帰国し、東京都と山形県で英語と教養を教える私塾を創業。2002‐03年衆議院議員(山形4区)。主な著書に、10万部を超えるベストセラーとなった『世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法』KADOKAWA)ほか、『10歳から身につく 問い、考え、表現する力』(NHK出版新書)、また、研究者としては、第54回日経・経済図書文化賞ほかを受賞した『自民党長期政権の政治経済学』(勁草書房)がある。

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