
死ぬのが怖くてたまらない。だから、その正体が知りたかった。
夜、ふと「自分が消えてしまう」ことに息が詰まる。
死んだら無になるのか、何かが続くのか――。
死は、なぜこれほど私たちをおびえさせるのか?
“死恐怖症”(タナトフォビア)の著者が、各界の先人に「未だ答えのない謎」を問う!
死を最も目にする医師、神や超越者を探究する宗教社会学者、デジタル不老不死を目指す脳神経科学者、
死を見つめ続ける哲学者、人間の生き死にを描き出す小説家、それぞれの追い続けた”死“とは何か?
いつか必ず死ぬ私たちは、何を信じ、どう生きるのか。あなたの死生観が一変する1冊。
・あの世は本当にあるのか?
・死後に無になるのはなぜ恐ろしいのか?
・信仰があれば死の恐怖は消えるのか?
・不老不死は現実になるか?
・死を目前にしたとき、人は何を思うのか?
・どんな人が死を最も怖がるのか?
・医療現場でみた“良い死”とは?
・日本人の死生観はどこからきたのか?
・「私」とは何か?
・死への恐怖は“克服”できるのか?
第1章 予習する人 中山祐次郎(なかやま・ゆうじろう) 外科医、作家
第2章 共に怖がる人 橋爪大三郎(はしづめ・だいさぶろう)宗教社会学者
第3章 希望の人 渡辺正峰(わたなべ・まさたか) 脳神経科学者
第4章 対峙する人 森岡正博(もりおか・まさひろ) 哲学者
第5章 超越する人 貴志祐介(きし・ゆうすけ) 作家