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ナベリウス封印美術館の蒐集士

手島 史詞:著者 / 一色:イラスト

「アーティファクトに関わった者は例外なく破滅します。例外なく、です。わたくしや当館の職員も含めて例外はございません。あれは、そういったものなのです」

―アーティファクト―
それは、超常の力を秘め、様々な異能を発動する「魔術師が作った芸術品」。しかし、所有者には必ず破滅が訪れるという。

この危険な芸術品を専門に蒐集・展覧するという特殊な美術館が存在する。
アーティファクトが存在する場所に職員を派遣し、何らかの方法を以って回収するのだという。
それが、『ナベリウス封印美術館』。

仇を追うため、あるアーティファクトを追うヴォルフ。アーティファクトによって幽霊なような存在になったジブリル。二人は導かれるように美術館の職員となる。

アーティファクトの【破壊】を望むヴォルフと、アーティファクトの【保護】を求めるジブリルは「ナベリウス封印美術館」の蒐集士として時に反発、時に協力しながら、様々な怪事件に関与し、原因のアーティファクトを回収していく。

「天使を閉じ込めた鳥籠」「観る者を溺死させる絵画」「生者を虜にする棺」「死者を操る仮面」「殺人鬼の妖刀」「茨の棘」
様々なアーティファクトの怪異が二人を待ちうけるが……。

「ナベリウス封印美術館へ、ようこそ」
陰謀渦巻く、ミステリアス伝奇
――始動――

定価:1,320円(本体1,200円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2017年1月14日(土)
  • ISBN:978-4-7973-8932-6
  • サイズ:B6/1色
  • ページ数:392
  • 付録:-

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著者紹介

手島史詞(てしま・ふみのり)
『沙の園に唄って』にて、第19回ファンタジア大賞(2007年)で佳作を受賞し、作家デビュー。

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