SBクリエイティブ

マンガで「なるほど名画」

山上 やすお:著者

こやぎ先生が教える西洋絵画の7つのポイント

知識ゼロでも大丈夫!
名画の見方が変わります
—————————————

根強い人気を誇る西洋絵画。ゴッホ、モネ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ボッティチェリ、クリムト……。
有名な画家の作品、よく知られる名画の写真は目にする機会も多く、実物が展示されるとなれば、その美術館に長い列ができます。

ただ、「確かに綺麗だけれど、どこがすごいの!?」「何の絵か分かるようで分からない…(涙)」ということはありませんか?

それは、西洋絵画の多くが、日本人にあまり知られていない話や文化を前提にしているから。
そこさえ押さえておけば、絵の意味がわかり、絵を見るのがもっと楽しくなります。

「でも、ビジュツシとかナントカ主義とか、小難しいんでしょ?」という方も大丈夫。
名画に描かれている人物やそれを描いた画家たちは、冷静な優等生タイプばかりではありません。
ツッコミどころ満載の行動を取ったり、ドロドロのドラマを地で行っていたり、真摯な情熱を隠しもっていたり…。
その人間味あふれる素顔こそが、作品を読み解くカギになっているのです。

そんな個性的な面々を刺激的なマンガでご紹介しながら、絵画の見方をざっくばらんにお伝えしていきます。
ではさっそく、名画を楽しむ紙上ツアーへようこそ!

第1章 神々のドタバタ劇「ギリシャ神話」の絵
第2章 スケールがデカすぎる「旧約聖書」の絵
第3章 イエスはスーパースター! 「新約聖書」の絵
第4章 血で血を洗うドロドロの「王室史」の絵
第5章 一見地味だけど胸熱な「近代都市生活」の絵
第6章 綺麗な景色で炎上? 「印象派」の絵
第7章 ゴッホの絵はなぜ名作なのか? 「表現主義」の絵

定価:1,650円(本体1,500円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年6月29日(木)
  • ISBN:978-4-8156-1934-3
  • サイズ:A5判
  • ページ数:192
  • 付録:-
  • ドタバタの「ギリシャ神話」の絵

    たとえば、誰もが見たことのある名画、ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》。そのヴィーナスは、ある男神の〇〇から生まれた…? 知ればもっと楽しめる、ギリシャ神話とその一場面を描いた絵をご案内。

  • ビッグスケール!「旧約聖書」の絵

    この有名なシーン…。実は、1枚の壮大な絵画からヒントを得たと言います。それは、ミケランジェロの《アダムの創造》。さらにこの元となった旧約聖書は、絵画だけでなく、映画にもなった物語の連続!

  • イエスの一生と「新約聖書」の絵

    レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》は、「新約聖書」のドキッとする1シーンを描いた作品です。でも、ここでイエスは何と言っているのでしょう? 意外に知らない聖書とその絵の背景を探ります。

  • ドロドロの「王室史」の絵

    「事実は小説より奇なり」とは、よく言ったもの。権力と欲望が集まる王室で繰り広げられた恐ろしい出来事も、西洋絵画の題材となりました。では、《レディ・ジェーン・グレイの処刑》からスタートです!

  • 胸熱な「近代都市生活」の絵

    ドラクロワの《民衆を導く自由の女神》で、真ん中にいる女性は誰でしょう? 彼女の胸がはだけているのはなぜ? 人々の考え方や暮らしが大きく変わった、激動の「近代」を絵画を通して見ていきます!

  • 綺麗なのに炎上!? 「印象派」の絵

    日本でも大人気、印象派の画家たちの作品。美しい風景や人物を描いたものがよく知られていますが、当時の評価はボロカスでした…。一体なんで? そして非難されても、彼らが表現したかったものとは?

  • ゴッホと「表現主義」の絵

    《ひまわり》《日没の種まく人》《星月夜》…。ゴッホの絵は非常に有名ですが、よく考えると、なぜ名作なんでしょう? その生きざまとともに、唯一無二の理由に迫ります。ムンクの《叫び》もあるよ!

著者紹介

著者・山上 やすお

美術解説員、美術系YouTuber。博物館学芸員、話し方伝え方スペシャリストの資格を保有。兵庫県出身、2015年から美術の楽しさを伝えるため講座運営を開始し、総受講者は1万人を超える。テーマは「エンタメ美術講座」。YouTubeチャンネル「こやぎ先生の美術ちゃんねる」では、ゆるめのオリジナルイラストを使用した、楽しく学べる美術情報を発信中。美術関連のテレビ番組のナビゲーターやイラストレーターとしても活躍している。

関連商品のご案内

もっと見る

試し読み新着お届け

もっと見る