

「1年が早い」はなぜ起こるのか?
認知科学が教える人生が充実する「時間の使い方」
●科学的根拠に基づいた、人生が充実して幸せになる時間の使い方がわかる!
「1年が過ぎるのが早い」と感じる人へ
「1年が過ぎるのが早い」
この感覚は多くの現代人が持ち合わせているものではないでしょうか。
しかし
「1年が過ぎるのが早い」と感じる=幸せになる機会を失い続けている
ということになるのです。
なぜなら、人は自分の体験したことを思い出すことで幸福を感じる生き物だからです。
しかし1年が過ぎるのが早い人は、体験の多くを具体的に思い出すことができないから
そのように感じてしまうのです。
なぜ、思い出すことができないのでしょうか。
それは、時間の使い方に問題があるからです。
現代人はとにかく忙しいです。様々なものが効率化された影響で、
1日にやれることが増え続けています。
そうして、限りある時間にやることを詰め込みすぎると記憶に残らなくなってしまうのです。
いろいろとやった気はするけど、あっという間に時間が過ぎた経験はないでしょうか?
これは詰め込みすぎによって、
その日に行ったことの詳細が記憶に残りにくい状態になっているのです。
現代人の忙しすぎる時間の使い方では、記憶には簡単に残ってくれません。
そのため、少しの工夫が必要なのです。
本書では、認知科学の観点から充実して幸福になる時間の使い方を紹介し、
それを身につける方法ま でお届けします。
【目次】
序章 1年が早く感じる人は幸せになる機会を失っている――認知科学が教える「幸福になる時間の使い方」
1章 やることを「1割に減らす」――「余白」が長期記憶を作る
・長期記憶の敵「詰め込みすぎ」を解消する
・優先順位の付け方
・先に「大事なことの時間」を確保する
・同じ1時間でも「時間帯と人」によって重さが違う ……
2章 「小さな変化」をつけて取り組む――「特別な体験」が長期記憶を強める
・長期記憶の敵「ルーチン」を解消する
・同じことにも「小さな変化」をつけて取り組む
・同じことにも「小さな新しいこと」を付与して取り組む
・あえて「認知的な負荷」をかける ……
3章 過去の特別な体験に「思いを馳せる」――「反すう」が長期記憶を強める
・長期記憶の敵「振り返らない」を解消する
・「時間」をまとめない
・「意味づけ」をする ……