
S.P.A.T.!-スパット!-
幽霊が誰にでも見えるようになった世界。新人警官の宇津賀ひまりは、幽霊事件専門の部署「SPAT」に配属となった。しかし、問題がひとつ。ひまりは大の幽霊嫌いだったのだ。
祖母が夜な夜な語った怪談話のせいで、大の幽霊嫌いになったひまり。
しかし、霊感の強かった彼女には見たくなくても幽霊が見えるし、その声が聞こえてしまう――。
そんな彼女があこがれたのは「町のお巡りさん」だった。
夢の仕事に付くべく、警察学校を卒業したものの、配属されたのはなんと警視庁の特務課。
しかも「幽霊専門」の部署。
そこは、今から5年前に起こった通称「Gクライシス」と呼ばれる事件で、
誰にでも幽霊が見えるようになったことで多発する関連事件を捜査する部署だった。
大嫌いな幽霊に聞き込みをしなければならなくなった、ひまりの運命は!?