ウェブを変える10の破壊的トレンド
新たなサービス、ビジネスモデルを模索するIT業界人のためのトレンド解説書。米国を中心としたIT業界の最新動向を10のトレンドに集約。新たなテクノロジーとその背景にある潮流を鋭く読み解く。また日本の現状を踏まえ、明日のビジネスへのヒントを示唆する
もはやWeb2.0は単なるスローガンではない。世界のIT業界では、日々新たなテクノロジーが生み出され、それをマネタイズするための試行錯誤が繰り返されている。一つひとつの技術やビジネスモデルは、個別に展開されているように見えながらもいくつかの大きな潮流(トレンド)の上に成り立っている。イノベーションを自社のものとし、変化に対応していくためには、そのトレンドを読み誤ってはならない。
ニューヨークから世界のITビジネス事情をリポートし続けてきた著者が、主に米国の事例を中心に紹介しながら、
ウェブの進化の方向性とわれわれが進むべき道を指し示す。
【著者略歴】
渡辺弘美(わたなべ・ひろよし)
経済産業庁勤務。2007年6月まで日本貿易振興機構(JETRO)および独立法人情報処理推進機構(IPA)ニューヨークセンターでIT分野の調査を担当。インターネット、ITサービス、セキュリティ分野などの動向を毎月まとめた「ニューヨークだより」を発信し、IT業界関係者の貴重な情報源の一つとして注目された。近著に『セカンドライフ創世記』(インプレス/共著)がある。NBOnlineにおいて『渡辺弘美の「IT時評」』を連載中。
プロローグ:破壊的トレンドとは何か?
第一章:ダイレクト(Direct)…ユーザーとネットを結ぶ feed、widgetほか
第二章:フリー(Free)…「潤沢経済」時代のビジネス
第三章:クラウドソーシング(Crowdsourcing)…集合知をカネに変える
第四章:プレゼンス(Presence)…リアルタイムな情報を生かす
第五章:ウェブオリエンテッド(Web-Oriented)…あらゆるサービスをウェブで提供する WebOSほか
第六章:メタバース(Metaverse)…「仮想」が「現実」を呑み込む
第七章:ビデオ(Video Hosting)…「放送」「映画」はどこまで解放されるのか?
第八章:インターフェース(Interface)…キーボードを捨てる日
第九章:サーチ(Search)…vsグーグル第二ステージ
第十章:セマンティックテクノロジー(Semantic Technology)…ウェブが我々を「理解」する
エピローグ:破壊するものとされるもの