
ふぁみまっ!4
「た、大変です。『ふぁみまっ!』に短編集が出るのです。これは一大事なのですよっ!!」
メイド姿のクラリーチェは、部屋からころりと飛び出すと、はわはわ慌ててテーブルの下へ滑り込んだ。
「あなたそれで隠れたつもりなの?お尻が隠しきれてないわよ。スカートがめくれて下着も見えてるし」
「で、でも、ソフィアさん、今回は下着どころじゃないのです。
浴衣にコスプレに裸エプロン、巫女服に、透け透けまで登場なのですよ!」
「まさかサブリナがそんな目に!?
……ぶふぅ、想像したら興奮したわ」
「マフィアなわたしたちも久しぶりに登場する短編集、どうぞお楽しみください! なのですよ!!」