
なぜ、上司の話の7割は伝わらないのか
「話が伝わらない」…上司の悩みの一つに、”部下への伝え方”がある。本書は、部下への伝え方として、伝わる3要素「エトス」「パトス」「ロゴス」に注目し、上司が部下に話をするときに必要な行動・考え方を詳細に解説、「伝わる上司」になる方法を紹介する。
「部下に話が伝わらない」…上司の悩みの一つに、”部下への伝え方”がある。「伝える」という行為は、結果に直結する重要なファクター。ましてや、「上司」という立場上、その重要性は高い。本書は、これまでに3万人以上への研修、2000人以上の経営者と接し、多くの起業の組織作り、人材育成を支援している著者が、部下に伝えるために必要な要素を大きく3つに分け、仕事が回りだす上司の伝える技術を紹介する。
■目次:
chapter1 エトス(1)
「部下の自己重要感を高めない」から伝わらない
1 “受けとめる”と伝わる
2 “共感する”と伝わる
3 “責めない”と伝わる
4 “強制しない”と伝わる
5 “あきらめない”と伝わる
chapter2 エトス(2)
「誠実さが足りない」から伝わらない
6 “約束を守る”と伝わる
7 “社会規範を守る”と伝わる
8 “言行を一致させる”と伝わる
9 “利己ではなく利他”だと伝わる
10 “人を相手にせず天を相手にする”と伝わる
chapter3 パトス(1)
「部下の感情を揺さぶらない」から伝わらない
11 “ナラティブストラクチャーで話す”と伝わる
12 “Iメッセージで話す”と伝わる
13 “自分の感情を表出させる”と伝わる
14 “コンテキストで語る”と伝わる
15 “愛情と期待を伝える”と伝わる
chapter4 パトス(2)
「部下の情熱を引き出さない」から伝わらない
16 “まずは部下に話させる”と伝わる
17 “ベネフィットと貢献で語る”と伝わる
18 “部下の将来のビジョンを聞き出す”と伝わる
19 “柔道話法とスポットライト話法を使う”と伝わる
20 “選ばせる、決めさせる”と伝わる
chapter5 ロゴス(1)
「なぜ? 何を? がわからない」から伝わらない
21 “全体から部分へと話す”と伝わる
22 “シンプル化する”と伝わる
23 “時間軸で伝える”と伝わる
24 “外部環境を共有する”と伝わる
25 “内部組織の前提事項を共有する”と伝わる
chapter6 ロゴス(2)
「どのように? がわからない」から伝わらない
26 “あいまいにせず具体的にする”と伝わる
27 “担当者と確認の形を決める”と伝わる
28 “評価軸とKPIを決める”と伝わる
29 “コミュニケーションチャネルを決める”と伝わる
30 “ハードルの高さを決める”と伝わる