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人間と社会を変えた9つの確率・統計学物語

松原 望:著者

パスカル、フェルマーからフォン・ノイマン、ケインズまで。「偶然」を測ることで不確実な未来を予測することに挑んだ確率・統計学のパイオニアたちの発想を、彼らと著者との仮想対話形式でわかりやすく紹介します。興味深いエピソードも楽しめる1冊です。

本書は、弊社刊行のベストセラー、イアン・スチュアート『世界を変えた17の方程式』の確率・統計学バージョンです。下記の[内容例]のような、確率・統計学の発展における重要なトピックを、数学者・統計学者の発想がどういうものかがわかるように解説しました。さらに、彼らの人柄や時代的・思想的背景もあわせて紹介し、数学が苦手の読者でも十分に楽しめる内容です。

[内容例]
★パスカルとフェルマーが手紙でやりとりした「賭けの問題」とは?
★ラプラスが考えた「証人が真実を述べている確率」とは?
★ガウスが天体学者に先駆けて発見した惑星の位置計算とは?
★ゴルトンは体格の遺伝をどうデータから読み解いたか?
★ノイマンの「ゲーム理論」とはどういうものか?

■目次:
第1章 確率は賭けから始まった……パスカル、フェルマー
第2章 当たりやすさは測定可能……ヤコブ・ベルヌーイ
第3章 確率論を発展させたおもしろい問題……ド・モアブル
第4章 原因と結果の法則……ベイズ
第5章 古典確率論の完成と新しい出発……ラプラス
第6章 天文学者も驚いたデータ予測の秘密……ガウス
第7章 統計理論を築いた人たち……ケトレー、ゴルトン、ピアソン、ゴセット、フィッシャー、ネイマン
第8章 現代確率論の誕生……コルモゴロフ
第9章 相手を知らずとも百戦危うくない「戦略」とは……フォン・ノイマン、ワルド、サベジ、ケインズ

定価:2,090円(本体1,900円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2015年4月18日(土)
  • ISBN:978-4-7973-7535-0
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:280
  • 付録:-

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著者紹介

松原望(まつばら のぞむ)
1942年東京に生まれる。1966年東京大学教養学部卒業。文部省統計数理研究所・研究員。スタンフォード大学大学院統計学博士課程修了(Ph.D.)。筑波大学助教授。東京大学教養学部教授。同大学院総合文化研究科・教養学部教授、同大学院新領域創成科学研究科教授、上智大学教授を経て、現在、聖学院大学大学院政治政策学研究科教授、東京大学名誉教授。著書に『社会を読み解く数学』(ベレ出版)『はじめよう!統計学超入門』(技術評論社)『図解入門 よくわかる最新ベイズ統計の基本と仕組み』(秀和システム)『入門確率過程』『入門ベイズ統計』(東京図書)、共著に『統計学入門(基礎統計学)』(東京大学出版会)など、多数。

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