
自衛隊情報分析官が教える組織を強くするデータ活用術
元・航空自衛隊情報分析官が、データの分析・運用のポイントを詳しく解説。
自衛隊時代に叩き込まれたデータ分析や運用における重要ポイントをわかりやすく解説。
日常やビジネスシーンでも十分に役立つ、活用できるよう体験談を交えながらアドバイスします。
ビッグデータの活用がビジネス界でブームになっていますが、データ運用において日本には偉大な先駆者がいます。
それは、我が国の国防を担う「防衛省・自衛隊」です。
自衛隊は、各国の保有する軍隊では考えられない「世界で最も不利」な安全保障体制にもかかわらず、領土拡大思想の根強い周辺国を相手に、今日まで善戦を繰り広げていますが、この実績の裏では、膨大な量のデータ分析と組織運用が一体となるべく常に進化を続けていた結果です。
約4.6兆円もある防衛関係費の多くは、早期警戒機やイージス艦等、情報収集のために使用されています。
また、予算が削減される中でも、情報本部や技術研究本部の予算を増額させるなど、より情報を重視しています。
自衛隊におけるデータ運用の手法や教育、注意点などは、今後のビッグデータ運用の縮図となりうると考えます。
自衛隊が約60年かけて体系化したこれらのノウハウを一般論に落とし込み、ビジネスシーンにおいてもシンプルにあてはまるように具体的な方法を提示します。
■目次:
1章 絶対防衛のデータ運用 ビックデータ時代の戦略
2章 勝利を呼ぶデータ収集 トップスピードで機動せよ
3章 情報と対話する 泥水から真水を作る情報精製
4章 不屈のチーム育成 勝ち続けるチームの後進育成
5章 情報幹部の資料作成術 デジタル時代の使えるテクニック
6章 自衛隊式ブリーフィング力錬成 あなたにも宿る「負けじ魂」
7章 伝統と情報を守る 内への絶対防衛