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リッツ・カールトンで学んだ マンガでわかる超一流のおもてなし

高野 登:著者 / 深森あき:イラスト

リッツ・カールトンといえば、高いサービスやホスピタリティで有名。本書では、そのエッセンスをマンガにして、より読みやすくしました。
・「サービス」と「おもてなし」(ホスピタリティ)は何か
・リッツ・カールトン「サービスの3ステップ」とは
・クレームをもらったら、どう対処すべきか、など、明日からできるノウハウも含め、ストーリーの中でわかりやすくまとめます。

●店長就任! しかし、その店は、最低の売り上げの店だった!
マンガの主人公は、店長になったばかりの沙弥。新たな店舗に行って気づいたのは、「言わないとできない店員たち」でした。そこで、沙弥はリッツ・カールトン流サービスを取り入れることで、お店を変えていきます。
サービスの向上だけでなく、リッツ流メンバーのやる気の高め方、教え方のヒントも満載です。
サービス業だけでなく、人にかかわるすべての職業の方にお勧めしたい1冊です。

■目次:
第1章 私が店長、ですか!?――”おもてなし”とは何か
第2章 「挨拶」は最高の自分を表現するもの
第3章 想像を超えるサービスは
第4章 リッツ・カールトンに「クレーマー」という言葉はありません
あとがき Pride & Joy

定価:1,430円(本体1,300円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2017年6月21日(水)
  • ISBN:978-4-7973-8414-7
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:208
  • 付録:-
おもてなしは、出会いへの感謝からはじまる

たどり着いたおもてなしとは、リッツ・カールトンでは、「人との出会いに感謝する」ことが、原点になります。開業する際に、「人との出会いに感謝すること」をもって、その人の人生に「イキイキわくわくとした想いを届ける」ことをなす。それを、私たちの「おもてなし」とすることにしました。

サービスとホスピタリティの違い

サービスとホスピタリティ(おもてなし)。その違いは、あまり意識されることがないのですが、次のように考えています。・サービス=言われたことをやる・ホスピタリティ=言葉にされないニーズに気づくつまり、ホスピタリティやおもてなしは、相手の心に寄り添い、望んでいることを先読みしなければならないことになります。

一言声をかけることから「おもてなし」ははじまる

挨拶にさりげない一言を加えて、相手によい印象を持っていただけると、心の距離が縮まります。そういう一言は、目配り・心配り、言い換えれば、相手を観察する力で生まれます。おもてなしに必要な感性は、・目配り(観察力)・気配り・心配り(洞察力)です。

相手が話すのが80%自分が話すのは20

聞くのと話すのとでは、80対20でいいのだと思います。相手がしゃべる量を80。そのために話しやすい状況をつくります。・自分を初心者の立場に置く・相手に興味をもって聞くとてもシンプルですが、この二つで、相手は話しやすくなります。これも心配りの一つです。

「クレドカード」とは何か

リッツ・カールトンの価値観は、クレドカードというものにすべて書かれています。「われわれはこれをします」ではなく、「私はこれをします」という宣誓の言葉で全部書かれているのです。すべて自分ごととしてとらえ、自分の判断で自分がやるという意志が、根底にあるのです。一人ひとりの力が組み合わさったときに、大きな力が生まれます。

トラブルをシェアする

話し合いで必要なポイントは、次の二つ。なぜ起きたのか、どう次に活かすか。たとえば、電話応対の際に、時間のミスがあれば、それが起きた理由を報告するだけでなく、日時の確認をその場だけでなく、何日か前にもう一度行なう。その際、メニューの変更はないかも一緒に聞くなど、仕事の内容を変えてミスを減らすアイデアを共有します。よけいなミスやトラブルをなくすことについても、毎日意識して、心をきれいに整えてから、仕事に入ることが大事です。

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著者紹介

高野 登(たかの のぼる)
1953年5月、長野県長野市(旧戸隠村)生まれ。プリンスホテルスクール(現・日本ホテルスクール)卒業後、21歳でニューヨークに渡り、ヒルトン、プラザホテルなど名門ホテルを経て90年、リッツカールトンへ移籍。94年にリッツ・カールトン日本支社長として帰国。97年に大阪、2007年に東京の開業をサポート。2010年、人とホスピタリティ研究所設立。2009年より始めた、「寺子屋百年塾」は全国十数カ所で開催されている。

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