
池上彰のニュース そうだったのか!! 3
大人として知っておきたい「戦争」の基礎知識
大好評、池上彰さんの番組書籍第3弾!!
戦後71年を経て、安保関連法施行や日本周辺海域で繰り返される中国の領海侵入、さらには頻発する「イスラム国」によるテロなどから、いま、「戦争」が、これまでとは違う角度から論じられるようになりました。
本書では、第二次世界大戦の同じ敗戦国である「日本」と「ドイツ」が、これまでどのように戦争と向き合ってきたのか、その歩みを見ながら、これからの日本が、「戦争」とどう向き合っていけばよいのか、戦争の基礎知識を踏まえつつ、一緒に考えます。
◎戦争はどうやって始まり、どう終わるのか?
◎「安全保障」とはいったい何か?
◎「安保法成立」で日本の戦争へのリスクは本当に高まったのか?
巻末資料に「村山談話」、「安倍談話」、「新旧・日米安保条約」を全文掲載。日本人として、知っておくべき知識が満載です。
▼著者より
中東での自称「イスラム国」(IS)の力が次第に弱まるのと反比例する形で、世界各地でテロが相次いでいます。ISは世界中から戦士を呼び集めることができなくなった分、世界各地の過激思想の持ち主に対し、「いまの場所でテロを起こせ」と呼びかけているのです。伊勢志摩サミットは無事に終わりましたが、日本も決してテロと無縁とは言えませんし、2016年7月にバングラデシュで起きたテロでは7人の日本人が犠牲になりました。
さらに日本周辺では、東シナ海や南シナ海での中国の傍若無人の振る舞いが周辺諸国に不安を与えています。北朝鮮ではミサイルの発射実験を繰り返しています。世界は、もはや過去の世界ではなくなりました。
(中略)
誰もが戦争はしたくないはずです。それなのに、戦争の脅威は世界から消えません。まもなく戦後71年がやってきます。この際、改めて戦争と安全保障のことを基礎の基礎から学び、考えておきましょう。(「はじめに」より)
■目次:
Part1 そうだったのか!! 戦争
―戦争はどうやって始まり、どう終わる?―
Part2 そうだったのか!! 総理談話
―総理談話とは何なのか?―
Part3 そうだったのか!! 戦後の歩み
―日本と同じ敗戦国ドイツは、戦後、どのように「戦争」と向き合ってきたのか?―
Part4 そうだったのか!! 安全保障の歴史
―安全保障って、いったい何だろう? 歴史から見てみよう!―
Part5 そうだったのか!! 安保関連法
―安保関連法って、いいこと? 悪いこと? 賛成派と反対派の考えを見てみよう!―
COLUMN 日本人として知っておきたい「東京裁判」
【番組紹介】
「池上彰のニュース そうだったのか!!」 テレビ朝日系全国ネット 毎週土曜よる7時54分放送中
最近大きな話題となっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を池上彰が基礎から分かりやすく解説します!ニュースに詳しい方も、普段はニュースなんて見ない、という方も「そうだったのか!」という発見が生まれます。土曜の夜はニュースについて、家族そろって学んでみませんか?