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みんなのPython 第4版

柴田 淳:著者 / 福田武比呂:イラスト

Python入門書のデファクトスタンダードが4年ぶりに大改訂。

近年、Pythonの利用が、機械学習、AIなどの科学技術分野へ 大きく広がっている現状を踏まえて、すべてのパートに手を入れ
いくつかの新章を追加しました。

次の10年を担うPythonプログラマを養成するための一冊。

■目次:
Chapter01 プログラミング言語Python
Chapter02 Pythonでプログラミングをはじめよう
Chapter03 Pythonの基礎をマスターする
Chapter04 組み込み型を使いこなす
Chapter05 Pythonと関数型プログラミング
Chapter06 クラスとオブジェクト指向開発
Chapter07 クラスの継承と高度なオブジェクト指向機能
Chapter08 モジュール
Chapter09 スコープとオブジェクト
Chapter10 例外処理
Chapter11 標準ライブラリを使う
Chapter12 Pythonとデータサイエンス
Chapter13 Pythan2

定価:2,970円(本体2,700円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2016年12月22日(木)
  • ISBN:978-4-7973-8946-3
  • サイズ:A5/2色
  • ページ数:500
  • 付録:-

Pythonはシンプルで覚えやすいだけでなく、より本格的なプログラミングにも活用できる言語です。Googleやマイクロソフトのような名だたる企業がPythonを使っています。最近では、機械学習やディープラーニングをはじめとする人工知能の基礎となる分野、データサイエンスの分野でよく使われるプログラミング言語としても注目されています。今回の改訂で第4版となる本書も、はじめて世に出てから10年がたちました。 初版が発売された2006年当時は、新しいWebの萌芽と共にスクリプト言語に注目が集まっていた時代でした。欧米では、著名なWebサービスの開発にPythonを使っている事例が多くありました。しかし日本では、Pythonはまだ知名度がありませんでした。そんな時代にはじめての和書として、この言語の素晴らしさを広く伝えたのが初版だったように思います。

プロセスとは、Notebookを開いているWebブラウザとJupyter Notebookが通信をするために立ち上げるプログラムのことです。リストに1つだけ、稼働中のプロセスが表示されているはずです。Notebookのウィンドウを無理矢理閉じるたびに、使われなくなったプロセスの残骸が増えていってしまいます。

変数に別の文字列を足して、その結果作られたコピーを変数に代入するというコードを書きました。もっとシンプルに書く方法があります。+=という、+演算子と代入のイコールをつなげた演算子を使うのです。この演算子を使うと、足す(連結する)操作と、代入する操作を一度に実行できます。この演算子は、演算と代入の2種類の処理をあわせ持っていることから複合演算子と呼ばれています。

for文には、シーケンス(リストなど)を添えて書きます。forとシーケンスの間には、繰り返し変数と呼ばれる変数を置きます。繰り返し変数とシーケンスの間にはinというキーワードを置きます。シーケンスの要素が、1つずつ繰り返し変数に代入されて、ループの処理が実行されていきます。 ループで実行したい処理は、for文の後にインデントして記述します。

関数を呼び出すとき、丸括弧の中に数値や文字列のようなデータを入れます。丸括弧の中に入れるデータのことを引数(ひきすう)と呼びます。どのような種類のデータを引数として渡すかは、関数ごとに決まっています。 また、関数にいくつの引数を渡すかも、関数によって決まっていて、引数を渡す必要がないものもあります。

Pythonでも、内部では文字を1つずつ数値に置き換えて保存しています。Pythonの内部では、文字列は文字を数値に置き換えて、順番に並べて保存されます。英字や数字のような文字を集めたものを文字集合と呼びます。文字集合に対して数値を割り当てたものを文字コードと呼びます。

クラスをひと言で説明すると、プログラムで利用するオブジェクトの設計図と言えます。オブジェクトは、プログラムで利用するネジや歯車のような部品です。オブジェクトにはデータと命令が一体になっています。Pythonは多くのクラスを持ち。プログラムで実行する時、たいていのことはPythonが持っているクラスを使い、インスタンスを作ることで解決できます。

著者紹介

柴田 淳(しばた あつし)
2000年代初頭から主に受託開発にPythonを活用し始める。大規模サイトや
出版社のCMS,Googleキャンペーンサイトのバックエンドに関わる。
今は受託からは離れ,自社サービスの開発と運営を行いながら,
都内の戸建てで可視化され予測可能な未来にどう生きるかを思案中。

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