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丁寧に暮らしている暇はないけれど。

一田 憲子:著者

時間をかけずに日々を豊かに楽しむ知恵

忙しい毎日を送る生活者に贈る
あたらしい暮らしのヒント集!

『暮らしのおへそ』(主婦と生活社)を立ち上げ、12年にわたり取材、執筆をしてきた編集ディレクター・一田憲子(いちだのりこ)さん。
これまでに、数多くの暮らしの達人たちを取材してきました。
そんな一田さんご自身の暮らしも、知恵とアイデアにあふれています。

築50年ながら、いつ訪れてもすがすがしい空気が流れ、とても居心地がいい部屋。
適度に片づき、適度にモノがあり、わが家のようにほっとできる。
そして、パパッと出てくる、おいしいごはんや手作りのおやつ。
――そんな一田家のファンになってしまう人が、後を絶ちません。

でも、当の一田さんは、ご自身のことを、「生まれながらの大ざっぱ人間で、面倒くさがり」と言います。そして、常に仕事の締め切りを抱えて全国を取材で飛び回る毎日の中、家事に使える時間は限られています。

いったい一田さんは、どんなふうにして日々の暮らしをまわしているのでしょうか?

その秘密は、取材先で教わったアイデアや、人とのやり取りで知ったモノ・コトを、家に持ち帰り、実際に試し、毎日の中に落とし込む。その連続の中にありました。

本書では、一田さんが実践してみて本当に役立ち、忙しい中でも続けてこられている習慣と知恵をご紹介します。

時間がなくたって、工夫次第で、毎日はずっと快適になるし、楽しめる。

そんな暮らしのヒントを、美しい写真とともにお届けします。

定価:1,518円(本体1,380円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年2月21日(水)
  • ISBN:978-4-7973-9509-9
  • サイズ:四六 カラー+1色
  • ページ数:192
  • 付録:-

私は「暮らすこと」が大好きです。世の中には、政治、経済、アート、自然などさまざまな世界が広がっています。そこで知ったことを、家に持ち帰り、ビジネスの話を掃除の能率へ、アートをティータイムのひと時へと、毎日の中に落とし込む。そうやって、世界を自分のものにしていく場が「暮らし」だと思っています。短時間でごはんを作ることも、手をかけずに部屋をこざっぱり保つことも、私の在り方、生き方へとつながっています。 この本では、面倒くさがりの私が、毎日時間に追いかけられながら、「それでも」と暮らしを楽しむために普段やっていることを綴りました。丁寧に暮らしている暇はないけれど――。「けれど」の先にある、自分らしい日々が愛おしくてたまりません。

一枚のキッチンクロスを清潔に、大切に、長く使いたい

わが家は二人暮らしなので、2回洗濯機を回すほど洗濯物は多くないし、忙しい朝にはそんな時間もない。そこで「ふきんを煮る」ことにしたわけです。たいして汚れていなければ、お湯でグラグラ煮るだけでOK。油がついたりすると、重曹をひとさじ。泡立たないのですすぎも手軽です。臭いも取れて、簡単にさっぱりすっきり! パンパンとシワを伸ばして干したら、私の一日が終わります。

お買い物の後は、「片づけシステム」を再構築

昨年キッチンワゴンを買いました。結構大きなサイズなので、邪魔になるかなと思ったのですが、これが大正解! よく使うものをすべてここに集結させたら、日々のごはんのしたくがぐんとラクになりました。360度から出し入れできるのが、ワゴンのいいところ。新しいモノを買ったときがチャンス! 今までの方法をリセットし、新たなシステムを再構築します。

靴磨きはしなくても、コンポートは作る

ヨーグルトを食べるときのお供にと、一年中なんらかのくだものでコンポートを作っています。初夏から秋にかけては桃。秋は洋ナシ、冬はりんご。作り方は簡単です。鍋に氷砂糖ひとつかみと、白ワイン1カップほどを入れて、皮をむいてひと口大にカットしたくだものを加えて煮るだけ。15分ほどで完成です。ペクチンが加わり、適度にねっとりし、さわやかな香りのコンポートになります。

「意志」や「やる気」で続けるのは無理

私がたまにゴミ箱を拭くとしたら、一日の終わり、つまり夜でした。でも、器を洗い、シンクまわりをきれいにしたら、もう疲れて、ゴミ箱は「ま、いいか」とパスしてばかり。そんな私が、朝「ゴミ捨てのたびに」やるようになると、週に2回は必ず拭くようになったのです。これは、まさに奇跡のようなこと!そんな経験を経て、家事で大切なのは「流れ」なんじゃないだろうか、と思うようになりました。

塩やオイルのおいしい組み合わせを知っておく

料理家さんや、素敵な暮らしをしている方のお宅の冷蔵庫に、絶対にないもの、それが市販のドレッシング。取材で知って、私もドレッシングを買わなくなりました。たしかに、防腐剤などいろいろなものが入っているし、ずっと同じ味だと飽きてしまいます。結局日々のごはん作りは、手をかけることより、いかに自分好みの「おいしい組み合わせ」を知っているかなんだと思うのです。

トップスよりボトムスが白のほうが垢抜ける

白はどんな色も受け止めてくれる幅の広い色。ネイビーやグレーのほか、ボーダーも柄物も、手持ちのトップスをほぼすべて合わせることができました。コーディネート力に自信がない人、あれこれ考えるのが面倒なズボラさんほど、白の投入は効果的。あれ? なんだか私おしゃれになったみたい?と鏡の前でニンマリするはずです。

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著者紹介

一田憲子 いちだ・のりこ
1964年京都府生まれ兵庫県育ち。編集者・ライター。OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などで活躍。企画から編集を手がける暮らしの情報誌『暮らしのおへそ』『大人になったら着たい服』(ともに主婦と生活社)は、独自の切り口と温かみのあるインタビューで多くのファンを獲得。全国を飛び回り、著名人から一般人まで、これまでに数多くの女性の取材を行っている。著書に『明日を変えるならスポンジから ~暮らしの道具を選ぶこと~』(マイナビ)、『かあさんの暮らしマネジメント 仕事、家事、人生をラクに楽しくまわすコツ』(小社刊)などがある。

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