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すべての仕事は10分で終わる

森川 亮:著者

マルチタスクでも仕事がたまらない究極の方法

■目次:
序章 なぜ、仕事がたまるのか
第1章 超時短10分仕事術 -- その日の仕事はその日に終わらせるために
第2章 「待ち」の時間を激減させる 超コミュニケーション術
第3章 超非常識な仕事デトックス -- 今の仕事の8割は無駄である
第4章 あなたの1日を3倍にする 超時間管理術

定価:1,540円(本体1,400円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2018年5月19日(土)
  • ISBN:978-4-7973-9522-8
  • サイズ:四六/1色
  • ページ数:240
  • 付録:-

常に仕事に追われている。 いつも机の上には仕事が山積みになっている。

「今日中に終わらせたい」と思っている仕事は、ほぼ終わらない。

そんな悩みを解決に導く究極の仕事術!

常に仕事に追われている。 いつも机の上には仕事が山積みになっている。

「今日中に終わらせたい」と思っている仕事は、ほぼ終わらない。

そんな悩みを解決に導く究極の仕事術!

「仕様書」「事業計画書」はいらない

市場の変化がめまぐるしい今の時代、世の中の流れを先読みして他社よりも先に行動することが何より求められるわけですから、プロジェクトリーダーとしては「いかに1日でも早くリリースにこぎつけられるか」ということを最優先すべきです。1日、1週間、1か月の遅れが、失敗の要因となるのです。そもそもプロダクト開発でいきなり仕様書をしっかり作ったところでその仕様自体、仮説に過ぎません。必要であれば、リリースしてから仕様書を整理するのはありでしょう。

「型化」のススメ

昔は時間をかけていた時期もありましたが、その都度自分の中でフォーマット(話の流れ、構成など)をストックしていった結果、今では「このパターンかな」というものを引っ張り出してきてパーツだけを入れ替えるようにしています。それでものすごく良い出来のスライドになるかというとそうではないのですが、100点満点を目指すよりは70点、80点で良しとして、スピードを優先するようにしています。完璧主義になる必要はありません。大事なのは中身であり、それが最終的に相手に伝わればいいだけの話です。

日々のTODOを「分」で考える

私はいつも仕事を「ジョブ」と「タスク」の2つに分けて考えるようにしています。ジョブというのは頭を使わないといけない仕事。タスクというのは頭を使わずにできる仕事です。なぜ10分なのか?それは人が集中できる時間は10分ぐらいが限度だと思うからです。1つのタスクに1時間かけたとしても、その間、終始集中しているかというと実はその半分ぐらいはぼーっとしている人もいるのではないでしょうか。だとしたら、最初から仕事の大きさを10分単位に刻んでしまって、それを確実に10分でやりきるほうが間延びする時間を減らせます。10分というタイムリミットを意識しだすと、今まで平気で30分くらいかけていたものがギュッとそこに圧縮されるようになります。

課題解決につなげる手帳術

フランクリン手帳のデイリーページは本当にフル活用しています。実際、手帳にいろいろと書き込む時点で情報が整理されていきますし、手帳を開けば今の自分が何のために、何をいつまでにしなくてはいけないのか、そしてどんなことに気をつけるべきなのかがすべて把握できますし、それを見ながらその場で戦略を考えることもできます。手帳という小さなプラットフォーム上で、自分の抱えている(プライベートも含む)あらゆる課題のPDCAが回っていくようなイメージです。

時間配分の目標を決める

時間配分の目標を決め日々の生活でログを残し(手帳へメモし)、さらにそれをパイチャートとして可視化することの最大のメリットは、自分を客観視して反省できることです。1週間単位だけだとどうしてもバラツキが出ることが多いので、大事なのはその平均値を追えるかどうかです。その点、私は時間配分のログを年間ベース、月間ベース、週間ベースで管理しているので、その変化を時系列で眺めることもできます。

CChannel社内研修で学ぶ「自分の地図の作り方」

本書で紹介した自己管理のテクニックは自分に言い訳をしないように何事も可視化し、目標を設定して、自分をどんどん追い込んでいくための手段なので、正直、楽な方法ではありません。でも、いろいろな自己啓発の本に書いてあるように人生とは選択肢の積み重ねでしかなくて、最後は自分次第だと思うのです。そこで急遽考えた研修内容が、自己管理の基本であり入り口となる手帳の使い方の導入編です。名付けて「自分の地図の作り方」。本書の最後に、そのダイジェストを紹介しています。

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著者紹介

森川亮(もりかわ あきら)
1967年神奈川県生まれ。1989年筑波大学卒業後、日本テレビ放送網株式会社に入社。コンピュータシステム部門で、ネット広告や映像配信、モバイル、国際放送など多数の新規事業立ち上げに携わる。2000年にソニー株式会社入社。2003年にハンゲームジャパン株式会社(後にNHN Japan株式会社、現LINE株式会社)入社。2007年、同社代表取締役社長に就任。2015年3月に退任し、顧問就任。同年4月に女性向け動画メディアを運営するC Channel株式会社を設立、代表取締役社長に就任した。その後2年間で10か国でのサービスを展開し、SNSファン数はのべ2300万人超と、日本最大級のサービスに成長させた。著書に『シンプルに考える』(ダイヤモンド社)、『我慢をやめてみる 人生を取り戻す「起業」のすすめ』(朝日新書)がある。

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