発売日 2018年11月16日(金)

[Si新書]歩兵の戦う技術
銃弾や砲弾が飛び交う戦場で勝利して生き残る

著者名:かの よしのり(著者)

¥1,000(税別)

ISBN:
978-4-7973-9589-1
サイズ:
新書/フルカラー
ページ数:
192
付録・付属:
-

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著者紹介

著者・かの よしのり

1950年生まれ。自衛隊霞ヶ浦航空学校出身。北部方面隊勤務後、武器補給処技術課研究班勤務。2004年定年退官。著書はサイエンス・アイ新書『銃の科学』『狙撃の科学』『重火器の科学』『拳銃の科学』『ミサイルの科学』『航空部隊の戦う技術』のほか、『鉄砲撃って100!』『スナイパー入門』(光人社)、『自衛隊89式小銃』『中国軍VS自衛隊』(並木書房)、『世界のGUNバイブル』(笠倉出版)など多数。

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歩兵の戦う技術"]
  • 民主主義とは国民が闘いとるもの。歩兵とは国土たる【面】を確保するもの。

    5.0
    TOSHI!!

    この本に、例えば、格闘術とか、銃の構造とか、戦車や車両のメカニズムを期待してはいけません。古代ローマ時代の直接民主制では、政治に参加できる「市民」(≠”労働資源としての奴隷”)は、当たり前に、「市民軍」としての兵役義務を負っていました。つまり、政治に参加、乃至発言権を持つ者は、自ずと国家国土を闘い守らねばならないのです。筆者は、この本質を、序文でまず明確に定義しています。これだけでも、「なんとなく平和」、「有事の際に戦うのは自衛隊」というアバウトな思考が間違いであることが判ります。実際、永世中立を固持しているスイス、常に国土を脅かされているイスラエルでは、徹底した国民皆兵制がとられています。小国といえど、外敵に侵攻されたら文字通り国民全てが抗戦する。その体制が確立しているからこそ、経済的な意味において戦争をしかけるのが「割に合わない」。スェーデン、フィンランド等の基本軍事ドクトリンは同じです。その意味から、軍事行動の本質は(核攻撃等による絶滅戦争を除けば)、「(面としての)国土をいかに制御下」におくか(平たく言えば、土地を安全に確保するか)」が焦点になります。ここで、筆者は「個々の戦闘力は最弱でも、歩兵が(野戦築城、臨時架橋等を含めて)土地を掌握し、その範囲内での安全と交通・流通・通信を確保するのが最大のポイント」と見事に明示します(これは、海軍における”制海権”(安全に自国の船舶が”利用”できる海域の確保)通じるものがあります。とはいえ、近年の技術革新においては、兵士は単なる頑強な肉体(これも勿論重要)のみでなく、技術的・専門的なスペシャリスト集団でなければならず、日本等でもいきなり募兵して若者を集めたところで、プロフェッショナルである「兵士」に育てるには時間もコストもかかります。筆者は、そこも十分に理解した上で、判り易く、「歩兵の戦う技術」を開示しつつ、では、その文脈の中で、戦闘技術を持たない「市民」が、いかに行動すべきか、を、壮大な問題提起として本書を著した、というように感じます。端々に、自衛隊の装備の貧弱さが指摘されてはいます。が、自衛隊は本質的には”外征軍”ではありません。その視点から見た時、暗に、後方支援活動にはどのように参加すべきか、といった思考も生まれるのではないでしょうか。軍事書、ミリタリ書ではなく、包括的な意味での「近代民主主義国家の”市民”とはどうあるべきか?」「最低限の国家防衛戦闘の方法論とは」を考え、知るのに好適な本です。是非一読をお勧めします。

  • 歩兵とは生き残ること

    4.0
    じゃぐぁ

    歩兵の戦う技術というと、89式小銃やパンツァーファウストの撃ち方を知りたいとか思うのでしょうが、そうではありませんよね。歩兵とは、敵を小銃の間合いに収めなければなりません。何10kmも先からの砲弾を避け、酷暑・極寒の野外に耐え、MREを食べ、地図を読み、移動し、生き残る必要があるのです。銃を撃つのはそれからです。普通科とも呼ばれ、なんとなく見過ごされる歩兵の実は大変な任務を広く解説した入門書です。

  • 素人でもわかりやすく、シンプルに紹介されている。

    5.0
    イチゴ好き

    内容は深くはないですが、素人でもわかりやすく、歩兵の技術が紹介されています。軍の部隊の構成や階級、兵士の装備品の種類、装備品の効果や欠点、小銃の効果や距離、戦場の対応、戦闘技術、匍匐方法、射撃方法や姿勢、鉄条網の対応、突撃、行軍、偵察の仕方など、他にも素人にもわかりやすく紹介されています。この一冊で新兵に近づけると思います(笑)。画像や写真も載っているのでgoodです。素晴らしい。

すべての21つのレビューを表示

  • ぬこ田ぬこ道

    歩兵と言えばやられ役であり、日本陸軍の旧弊さを論う為の存在と思われがちであるが、「ある地域を占領し、支配し、コントロールするため」の「我の意志を彼に強制する為」には欠かせない存在であることを大変わかり易く学べる本である。『歩兵の本領』の歌詞にあるように「軍の主兵は此処にあり」と首肯でき、自衛隊の普通科を見る目も大きく変わる事間違いなしである。P.28の「志願制度と徴兵制度」は自衛隊の教育課程に大きな自負が有るが故の意見なのだろう。それだけは少し納得しかねるものがある。徴兵制って本当にアレなのも来るんですぜ 続きを読む

  • ikedama99

    システムとしての「歩兵」の姿をきちんと読んだのは初めてだと思う。「ある地域を占領し、支配し、コントロールすることは、歩兵でなければできない」という言葉や「角度、方位の表し方」などはなるほどと思った。 続きを読む

  • Aminadab

    この新書のこのシリーズは、左開きの横書き、見開きで一項目、左頁に文章、右頁に写真・図解、総頁数190。ムックは電車の中で広げるのが恥ずかしいので新書はありがたい。すでに知っていることも多いが知識をアップデートするためにこのシリーズは出るとすぐ買って読む。歩兵一名の個人装備全部のリストとそれぞれの重量(小銃4300グラム、銃弾120発3000グラム、たくあん缶100グラム)。防弾チョッキが20世紀末に実用化。敵を横から縦射する側防火器のたこつぼに、最近は繊維強化プラスチックの掩蓋をかぶせる、など。 続きを読む

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