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「20字」インプット学習法
たとえば「俳句」。俳句自体は17音ですが、句読点を加えれば合計20字となります。また、原稿用紙の1行も20字です。あれは、なぜ20字なのでしょうか。ここではシンプルに、俳句との組み合わせで考えてみましょう。「日本語というのは、20字あれば、伝えたい内容が表現できる言語なのだ」という世界観で眺めてみれば、多くの読者がその理由を納得できるのではないでしょうか。
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トヨタで学んだ「資料づくりの3つの制約」
「1枚」「枠」「テーマ」という3つの制約をかけた状態で、日々、資料を作成していると何が起きるか。想像に難くないと思いますが、「1枚」に、「枠」に、「テーマ」内に収める要約力が嫌でも身につきます。3つの制約に縛られながら膨大な枚数の資料を作成してきたという「量」が、要約力の「質」を高めてくれたのです。
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20字の一言でまとめる
ある程度考えがまとまってきたら、下半分に作成した「1P?」の欄に、「赤ペン」で1文字ずつ埋めていってください。「1P?」とは、「1phrase=ヒトコトで言うと?=1行で言うと?=20字程度で言うと?」を意味しています。実際には「全部で23マス」ありますので、3文字分はバッファです。ここでもポイントは、「制約」。あらかじめ、これ以上の字数ではまとめられないようにしてしまうのです。
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なぜ、学びを活かせないのか
「緑ペン」でフレームを書いたら、以下の3つの問いについての答え、あるいは答えになりそうなキーワードの候補を、「青ペン」で枠の中に埋めていってください。◯あなたはなぜ、仕事をしているのでしょうか?◯あなたが最近、仕事で困っていることは何でしょうか?◯あなたが最近、熱心に学んでいるテーマは何でしょうか?こうしたテーマについて、自分がどんなキーワードをアタマの中にストックしているのか。あるいは、それらの言葉についてどのような重みづけをしているのか。「あなたの仕事観」が見えている状態で、以降を読み進めていってください。
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他の「1枚」学習法の集合体
「1シート・ラーニング・システム」の総本山。「紙1枚」書くだけで「他者貢献」型の学びが量産できる「1枚」コントリビューション学習法を、ここに公開します。まず、①②③は、「20字」インプット学習法における「P?=目的は?」に対応しています。今回は、①「Who?」と②「P /W?」の2つセットで、「20字」インプットの型における「P ?=目的は?」をカバーしていると理解してください。
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迷ったら、「相手ファースト」で判断する
◯「Why?」=なぜ、そう言えるのでしょうか?◯「How?」=今後はまず、どうしたらいいのでしょうか?◯「What?」=たとえばどんなケースがあるのでしょうか?という問いに対する答えを埋めてみました。これが、「奧伝」において「よりどころ」とすべき、最重要の「本質=基準」です。このように、「1枚」コントリビューションのフレームワークで学習する際は、一部の問いを埋めずに完了するケースもありえます。