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一般的な教科書がわかりにくい理由

一般的な日本史の教科書は“一直線”にストーリーが展開されているように見えて、じつは読み手に「ストーリーの再構築」を強いる構造になっています。そこで本書では、天皇や将軍、内閣総理大臣など「政権担当者」をストーリーの主役にして、古代から現代まで時間軸を一直線にして「連続ドラマ」を見るように解説しています。政権担当者たちが繰り広げる「人間ドラマ」を数珠つなぎにすることで、日本史全体のストーリーが驚くほど頭に入りやすくなるのです。
日本史を苦手になる原因は「教科書」にある?

日本史は小学校から繰り返し習う科目。しかも書籍や映画など、様々な媒体を通じて親しまれている。それにもかかわらず、学生時代に日本史を苦手になる人が出てしまうのはなぜか?現役の高校の教員である著者は、中高の教科書も1つの原因だといいます。
「中学校」の教科書の問題点

中学校の教科書には、「時代と時代の間をつなぐ説明」がない。また、世界史の情報が唐突に「挿入」されていることも全体のストーリーを見えにくくさせています。結果、「脈絡をあまり考えず、前から順に用語をひたすら覚えていく」という事態になりがちなのです。
「高校」の教科書の問題点

日本史の学習で大切なのは、まずは全体のストーリーを掴むこと。そのためには、歴史のタテの流れにあたる「政治史」を頭に入れる必要があります。ところが、高校の教科書は「経済」「社会」の解説が多く、時間軸が“行ったり来たり”するので、全体の流れがよくわからないまま学習を続けることになりがちなのです。
他の日本史本とは、ココが違う!
(工夫①)「政権担当者」を主役に固定

天皇や将軍、内閣総理大臣など「政権担当者」を主役にしたストーリーの中に「経済」や「社会」の解説を組み込むことで、古代から現代まで時間軸が一直線になり、日本史の流れがより理解しやすくなります。
(工夫②)年代が一切登場しない!

年号や西暦など、年代を示す表現を一切用いずに解説することで、日本史のストーリーがより際立ち、日本史全体の理解を驚くほど深めることができます。年代も合わせておさえておきたいという人は、巻末付録に主要な出来事を中心にした年表も掲載しています。
(工夫③)難しい制度や複雑な人間関係は、図解でフォロー!

難しい制度や複雑な人間関係は、図解を豊富に用いながら解説しているので、日本史の知識がゼロの初心者でも理解しやすい内容になっています。
(工夫④)豊富な地図で、ヴィジュアルでもわかりやすい!

地図を多用しているので、日本史の知識がゼロの初心者でも地域や場所をイメージしながら読み進めることができます。