SBクリエイティブ

文系のための統計学の教室

涌井 良幸:著者 / 涌井 貞美:著者

【ーーー突然ですが、次のクイズにチャレンジしてみてくださいーーー】

●次の2枚の宝くじ、どちらが当たりやすい?
(1)11111111111 (2)23968754148

●5回続けて表が出たコイン。6回目はどちらが出やすい?
(1)表 (2)裏

●平均水深「10cm」の河原で大人が溺死したらしい。・・・いったいなぜ?

●内閣支持率が新聞社ごとに異なるのは、どうして?

*答は本書p.288を立ち読みしてみてください。

【ーーーデータに溢れる社会を生き抜く、最強の教養ーーー】

WEBメディアの記事、商品の広告、テレビや新聞、ネットで報道される天気予報、株価の変動、
内閣支持率などの世論調査、街角インタビュー、自殺率や失業率などの社会調査・・・。

現代を生きる私たちは、もはや統計学から生み出されたデータなしに、生活することはできません。
統計学の教養があれば、数字やウソに惑わされることがなくなります。

・ニュースの数字が正しく読める
・企業が出す広告やリサーチの結果に惑わされない
・ビジネス現場でデータを読み間違えて恥をかかなくなる

【ーーー中学数学からはじめて、仕事に使えるようになる!ーーー】

「統計は役に立つってよく聞くけど、文系の私には中学数学しか分からないし…」

大丈夫。本書はそんな悩みに応える、まったく新しい統計学の入門書です。
「統計学ってそもそも何?」からスタートし、推定や回帰分析など実用統計学を使いこなせるようになります。
数学が苦手だった方にも、豊富な図解とクイズ、イラストで楽しく学べる工夫が満載です!

【ーーー最強の学問を身につけて、現代社会にあふれるデータを”宝の山”に変えよう!ーーー】

ホームルーム Prologue ~統計学を学ぶ前に
§0-1 統計学とはそもそも何なのか
§0-2 日常生活は統計だらけ
§0-3 仕事の多くは統計学
§0-4 統計学を学ぶと世界が変わる、人生が変わる
§0-5 あなたは統計をとる人、それとも、見る人
§0-6 難しい計算はコンピュータにまかせてしまう
§0-7 あなたの統計センスはどのくらい

1時間目 昔ながらの統計学 ~記述統計学
§1-1 生データこそが統計学の命
§1-2 データは実にいろいろ
§1-3 資料は表にまとめる
§1-4 表のグラフ化
§1-5 いろいろなグラフ
§1-6 分布の特徴を数値で表す
§1-7 クラスの平均点はまさしく平均値
§1-8 分布のど真ん中がまさしく中央値
§1-9 最も多いデータが最頻値
§1-10 平均値・中央値・モードとグラフ
§1-11 分布の広がり具合を数値で表す
§1-12 統計学で最重要な分散
§1-13 分散の分身「標準偏差」
§1-14 標準化で同一規格
§1-15 あの偏差値も標準化なのだ
§1-16 人生の標準偏差・偏差値を求める

2時間目 確率の考え ~推測統計学をささえる道具
§2-1 推測統計学は確率がベース
§2-2 ランダムな世界を見てみよう
§2-3 実感できる統計的確率
§2-4 頭で考える数学的確率
§2-5 確率変数というものに慣れておこう
§2-6 相対度数から確率分布へ
§2-7 確率変数の平均値、分散、標準偏差とは
§2-8 正規分布は確率分布の女王
§2-9 無作為抽出が推測統計学の命
§2-10 もどすかorもどさないか
§2-11 母集団と標本分布
§2-12 標本平均の分布は正規分布

3時間目 統計的推定 ~一を聞いて十を知る
§3-1 統計的推定とは何か
§3-2 ズバリ一つの数値で言い当てる
§3-3 幅をもたせて言い当てる
§3-4 推定の公式を導いてみよう
§3-5 信頼度の意味を正しく理解しよう
§3-6 推定量には不偏性が欲しい
§3-7 変数だけど自由に変化できない
§3-8 100人のお小遣いから全体を推定
§3-9 たった10人の身長から全体の身長を推定
§3-10 内閣の支持率を区間推定
§3-11 禁断の推定ごっこ

4時間目 統計的検定 ~仮説に異を唱える
§4-1 統計的検定とは何か
§4-2 仮説のゴミ箱が棄却域
§4-3 うっかりミスとぼんやりミス
§4-4 検定の手順は機械的
§4-5 100人の身長をもとに母平均の検定
§4-6 10人のネット利用時間をもとに母平均の検定
§4-7 100人の喫煙率をもとに母比率の検定
§4-8 禁断の検定ごっこ

5時間目 データの関係を見つけ出す相関分析 ~2つの事柄の親密度が見えてくる
§5-1 2つの変量の関係を視覚化
§5-2 2つの変量の相関関係を正負で判断
§5-3 相関の度合いを-1以上1以下で表す
§5-4 2つの変量の関係を表で視覚化

6時間目 複数の資料から他の資料を予測する回帰分析 ~ビジネスには欠かせない
§6-1 宣伝費から売上高を予測する
§6-2 予測の精度は
§6-3 宣伝費と営業マンの数から売上高を予測する
§6-4 オーナー気分でチェーン店を分析

7時間目 ベイズ統計学 ~「2度あることは3度ある」この考えを認めてあげる統計学
§7-1 確率を柔軟に考えよう
§7-2 確率で使われる記号と用語
§7-3 大昔の牧師が考えたスゴイ定理
§7-4 経験で確率がゴロゴロ変わる
§7-5 ベイズ統計の身近な応用

付録
<Appendix1> ホームルームの統計クイズの解答
<Appendix2> LINEST関数の使い方
<Appendix3> いろいろな確率分布
<Appendix4> 順列と組み合わせ
<Appendix5> 試行の独立
<Appendix6> 中心極限定理を実感しよう
<Appendix7> §7-4のコインの確率計算
<Appendix8> 〔遊び〕の解答(一部)

索引

定価:1,980円(本体1,800円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2020年8月21日(金)
  • ISBN:978-4-8156-0153-9
  • サイズ:A5判
  • ページ数:320
  • 付録:-
「一を聞いて十を知る」最強の学問を身につけよう!

統計学を学ぶと、
一を聞いて十を知り、
現代社会にあふれるデータを“宝の山”に変えることができます。
データを正しく読み解き、仕事に活かせる「最強の学問」です。

中学数学からはじめる、文系もわかる67の本格講義

「文系だから統計はムリ…?」。いえ、統計学は、中学数学さえ理解していれば十分にわかります。
そして、社会経験を積み、いろいろな数字を見てきた、文系の社会人だからこそ、データの意味を本質から理解できるのです。

図解、クイズ、会話、Excel。楽しく学べる工夫が満載!

統計学の入門書で、最もわかりやすく、最も楽しいものを目指しました!
「サイコロの確率」「人工知能のしくみ」「世帯年収」「内閣支持率」「eメールのスパムフィルタ」身近な実例から理屈がわかります。

著者紹介

著者・涌井 良幸

涌井良幸(わくいよしゆき) 1950年、東京生まれ。東京教育大学(現・筑波大学)理学部数学科を卒業後、教職に就く。現在、高校の数学教師を務めるかたわら、コンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行っている。おもな著書(共著)に『道具としてのフーリエ解析』『道具としてのベイズ統計』(日本実業出版社)、『数的センスを磨く超速算術』(実務教育出版)、『身のまわりのモノの技術』(中経出版)などがある。

著者・涌井 貞美

涌井貞美(わくいさだみ) 1952年、東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通に就職。その後、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立。書籍や雑誌の執筆を中心に活動している。

関連商品のご案内

もっと見る

試し読み新着お届け

もっと見る