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がん外科医の本音

中山祐次郎:著者

「がんとは何か?」
「本当に効く治療とは?」
遠慮も忖度も一切なし。
これまでなかった、「がん」患者とその家族のための1冊!

「患者とその家族のためにリスク覚悟でお伝えします。」
日本人の2人に1人が罹るといわれる「がん」。
著名人や身内ががんに罹ったニュースは、私たちを心理的に揺さぶります。インターネットには情報が錯綜し、健康書の棚には極論めいたものが並ぶ。
真偽不明な情報や俗説があふれる中で、不安ばかりが募ります。
私たちは、いったい何を頼ればいいのか。
本書は「主知医に聞きたくても聞けない」本音をリスク覚悟で明かしてきた著者が、今度は「がん」をテーマにすべて明かします。
「抗がん剤は効くの?」「放置してもよい?」「がんを切りたがるって本当?」「がん検診のデメリットは?」など…。
身内の人が告知されたら、真っ先に読んでほしい1冊です。

「正直なところ、この章を書くといくつかの業界を敵に回すことになります。訴訟など法的リスクがありますので、私は弁護士にも相談しています。それくらいのリスクを承知の上で書いています。このような敏感な話題を書くときに大切なのは、「書き手の中立性」です。私は出版社・テレビ局などのメディア以外の企業とはいまのところ仕事をしていません。ですから、私は気兼ねなく「読者の皆さんの利益を最大化する」内容を書くことが出来るのです。「本音」の名に負けぬよう、遠慮なしで書いていきます。(本文より抜粋)」

■目次:
第1章 医者から見る「がん」とはどんな病気なのか
第2章 がん治療と薬の本音
第3章 主知医と病院の本音
第4章 がん予防の本音
第5章 がん検診の本音
第6章 患者生活の本音

定価:935円(本体850円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2019年6月6日(木)
  • ISBN:978-4-8156-0247-5
  • サイズ:新書
  • ページ数:256
  • 付録:-
  • ・「医者はがんを切りたがる」は本当か?
    ・そもそもなぜ人はがんになるのか?
    ・「切れば治る」となぜ断言できないのか
    ・がんはなぜ「再発」するのか?

  • ・医者は自分の好みで治療法を決めるのか
    ・治療の戦略は誰が決めているのか?
    ・「抗がん剤の副作用」が嫌ならばどうするか?
    ・「医者は自分には抗がん剤を使わない」は本当か?
    ・「がんは放置すべきか?」現場の医者の本音は
    ・医者は「民間療法」を腹の底でどう思っているか?
    ・コラム:時間の手術のとき、外科医はトイレや食事をどうしているのか?

  • ・「日本で一番の病院を!」と探す患者さんをどう思うか
    ・主治医と相性が悪いときどうすればいいか?
    ・医者が不安を聞いてくれないなら誰に相談すべきか?
    ・セカンドオピニオンで医者は気分を害すのか?
    ・医者の「この言葉」が出たら転院を考える
    ・手の施しようがない患者には興味を失うのか

  • ・「医者1000人がやっている」は信じていいのか?
    ・生活習慣で本当にがん予防できるのか
    ・酒は百薬の長か?野菜ジュースは効くか?
    ・運動が面倒な人はどうすればよいか
    ・子宮頸がんワクチンは打つべきか?
    ・遺伝・体質はどこまで気にすべきか?

  • ・がん検診、医者は本音で勧めているのか
    ・がん検診にデメリットはあるのか?
    ・コラム:何歳からどんながんに気をつけるべきか

  • ・「がんが消えた!?」トンデモ健康本はなぜ出版されるか
    ・ネット情報はどこまで信頼できるか?
    ・「医者が教える」の冠は本当に信じていいか?
    ・経済的な心配は誰に相談すべきか?
    ・先進医療は治療に必要なのか?
    ・先進医療の特約を保険につけるべきか
    ・「お見舞い」でやってはいけないこと

  • ・家族は「第二の患者さん」
    ・あなたが告知されたとき
    ・「なぜ自分なのか?」医者からのお答え

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著者紹介

著者・中山祐次郎

外科医・作家。鹿児島大学医学部卒。専門は大腸がん。都立駒込病院大腸外科医師として10年勤務。2017年より福島県高野病院院長、総合南東北病院外科医長として勤務。現在、湘南東部総合病院外科勤務。『医者の本音』は15万部を超えるベストセラーとなり、小説家デビュー作『泣くな研修医』(幻冬舎)は累計48万部を超える人気シリーズに。

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