
ひとりで老いるということ
体が不自由でも、年金の額が少なくても、生きていくしかない!
90代前後のお金事情、実生活、死に方など、SSSネットワーク(ひとりの老後を応援する会)代表の徹底取材によるルポルタージュ。
年老いた自分はどう生活しているのか?
夫(あるいは妻)に先立たれ、たったひとりで生活しているのか?
それとも老夫婦二人で老々介護状態か?
もしかしたらボケているかも? 生活費は足りてるのか?
体は不自由になっていないか?
未来の自分の姿を知るのはちょっと怖い。知れば知るほど、歳を重ねるのが嫌になるかもしれないし、知れば案外怖くなくなるかもしれない。
そこで、SSSネットワーク(ひとりの老後を応援する会)代表の松原惇子さんは、「だったら未来の自分の姿を知ろうじゃないか」と思い立ちました。
たくさんの90歳を取材して得た松原さんの結論は、「90歳の自分は、いまの自分の生き方で決まる」ということ。
不安を吹き飛ばし、「いまを元気に生きよう!」と勇気をもらえる1冊。
第1章 90歳まで生きるのが怖い
――「90歳の自分」は?
第2章 90歳の現実とは
――90歳といってもいろいろ
第3章 90歳になると、理解力、姿、生活が激変する
――88歳から92歳の4年間のすさまじい姿の変化
第4章 あなたはどこで90歳を迎えるつもりですか。
――90代の終の棲家
第5章 90歳になる前にやっておくべきことがある
――ひとり終活のすすめ
第6章 「90になる前に死ぬから大丈夫」?
――妻頼りの男性が陥りがちな落とし穴
第7章 惨めな90歳にならないための7か条
第1か条【お金】お金の心配をしないですむ老後設計をたてる
第2か条【健康】体のことは自然体で。医療にかかわらない。薬を飲まない
第3か条【生活の自立】 自炊をやめない。家事をやめない。
第4か条【孤独力】人や幸せを求めない。
第5か条【目標】 いつでも先々にやることを持つ。
第6か条【身ぎれい】清潔な髪、体、服はもちろん。 きれいな色の服装を着る。
第7か条【なりゆきまかせ】過去も未来もない。風に任せて今を生きましょう。