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ヤバいモチベーション

塚本亮:著者

完全無欠のやる気を手にする科学的メソッド50

【内容紹介】
シリーズ40万部突破!『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』著者最新作!

人生はすべて、モチベーションの使い方次第だ!

「やらなきゃと思っているけど、なかなかやる気にならない」
「性格的になかなか自分に火がつかない」

それはあなたの性格のせいではありません。
ただ単に、モチベーションの仕組みを知らなかっただけ。
実は、モチベーションupには意志の強さはまったく関係ないのです。

本書では、「世界21の一流大学の研究×26の心理学法則」に基づく無敵のメソッド50を紹介。

高校時代偏差値30台、意志の弱い自分を変えてケンブリッジに合格した著者が、ケンブリッジ大学で学んだ心理学法則と欧米の大学による科学的研究結果に基づくモチベーションupの法則です。
それらはすべて、著者が自身のスクールの生徒に実際に応用し、6000人が人生を変えた驚異の再現性を持つ方法です。

【目次】
はじめに

・モチベーションに意志力はいらない
・偏差値30台の僕を変えてくれたモチベーションのしくみ
・「科学的エビデンス×6000人の実践」に基づく無敵の法則

1章 朝7時からやる気があふれてとまらない! ヤバいモチベーション
・ヤバいモチベ1: 朝、43度のシャワーを浴びる
・ヤバいモチベ2: 家さえ出れば、もうすべては思い通り
・ヤバいモチベ3: 月曜の朝、お気に入りのお店のクロワッサンを食べる
・ヤバいモチベ4: 人とすれ違ったら「おはよう、調子どう?」と会話のジャブを打つ
・ヤバいモチベ5: 付箋を自分を動かす着火剤にする
・ヤバいモチベ6: 朝、「元気よく」謝罪をする
・ヤバいモチベ7: ウキウキしながら「今日やらなくていい仕事」を選ぶ
・ヤバいモチベ8: 一番ノっているプロジェクトの仕事から始める
・ヤバいモチベ9: 面倒な仕事はあえて「やらなくていい」と口に出して呟く
・ヤバいモチベ10: 大事なプレゼン・会議前ほど、ものすごく真剣に開き直ってみる
・ヤバいモチベ11: いきなりタスクに取りかからない
・ヤバいモチベ12: 人前に立つときはスティーブ・ジョブズの仮面をかぶる
・ヤバいモチベ13: たった5分のグリーンエクササイズがすべて解決
・ヤバいモチベ14: 午後 4 時以降の仕事は、タイムアタック式のゲームにしてしまう
2章 眠れなくなるほど勉強がしたくてとまらなくなる! ヤバいラーニング
・ヤバいモチベ15: 昨日読んだページをとりあえずダラダラ「眺める」
・ヤバいモチベ16: 3行読んだらもうあなたの勝ち
・ヤバいモチベ17: 参考書は本棚にしまうな!
・ヤバいモチベ18: 日曜の昼2時に、歩いて5分のカフェに逃げ込む
・ヤバいモチベ19: 1 時間集中したら 10 分間オアシスを堪能する
・ヤバいモチベ20: 参考書は残り3問を残して終わらせる
・ヤバいモチベ21: 課題が1つ終わったら「小さなジーニー」を召喚する
・ヤバいモチベ22: ノリノリの自分の姿を右脳と左脳でありありと描く
・ヤバいモチベ23: 罫線のない「無地」のノートを使う
・ヤバいモチベ24: 積読した本をとりあえずカバンに放り投げる
・ヤバいモチベ25: 同じ資格試験を勉強している人のツイートに「いいね!」する
・ヤバいモチベ26: 相談相手は「ゴルゴ 13 」のような人を選ぶ
3章 頭が24時間冴えわたり、体調MAXになる! ヤバいコンディション
・ヤバいモチベ27:「インスタ映え」する自分の背筋を想像する
・ヤバいモチベ28: SNSで運動している人を即ファボる
・ヤバいモチベ29: 体重だけでなく「あの数値」も測る
・ヤバいモチベ30: ジムの月謝を6カ月分前払いする
・ヤバいモチベ31: とびっきりお気に入りのウェアを新調する
・ヤバいモチベ32: 運動着を寝間きにする
・ヤバいモチベ33: 翌朝ジョギングするときは、髪は洗わないでおく
・ヤバいモチベ34: ジムでは、テレビで情報番組を見ながら走る
・ヤバいモチベ35: あえて「ジャンキーな食事を 1 週間続ける!」と固く心に誓う
・ヤバいモチベ36: 夜のドカ食いはこうしてやめる
・ヤバいモチベ37: 3 日後の朝 7 時に友だちとジョギングのアポをとる
・ヤバいモチベ38: あえて結婚式の二次会の司会をみずから進んで引き受ける
4章 たまった疲れが根こそぎぶっ飛ぶ! ヤバいリラックス
・ヤバいモチベ39: 休みの日に温かいアールグレイティーを淹れる
・ヤバいモチベ40: 手をしっかり洗う
・ヤバいモチベ41: オフの11時にフットサルに出かける
・ヤバいモチベ42: 肩甲骨を伸ばす
・ヤバいモチベ43: 未知の世界で未知と遭遇する
・ヤバいモチベ44: 月に一度友人を寿司屋に連れて行く
・ヤバいモチベ45: SNSで 20 年来の旧友に友だち申請する
・ヤバいモチベ46: 地元愛の強いサッカーチームを応援する
・ヤバいモチベ47: 月曜日にフィリピン出身講師のオンライン英会話を入れる
・ヤバいモチベ48: 読書で億万長者の旅に出かける
・ヤバいモチベ49: 週に1度、自分の中にブッダを召喚させる
・ヤバいモチベ50: ネガティブな言葉には+「だけど」を口ぐせにする

定価:1,650円(本体1,500円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2020年9月5日(土)
  • ISBN:978-4-8156-0648-0
  • サイズ:46判
  • ページ数:296
  • 付録:-
「ヤバい」モチベーション術、憂鬱な朝でも「気づいたら会社に着いている」方法とは?

「自分はどうして気まぐれなのだろう。やる気もなかなか起きないし、やり始めたことも続かない」。そんなふうに自らのモチベーションの低さを嘆く人は多いかもしれない。だが、偏差値30からケンブリッジ大学大学院を卒業し、『ヤバいモチベーション』を上梓した塚本 亮氏は語る。「努力家といわれる人は、とてつもなく意志が強いわけではなく、それをやろうとする『しくみ』を持っているだけなのです。意志ではなく、しくみで自分を動かすのです」。では、会社に行くのが憂鬱なときは、どのような「しくみ」をつくればモチベーションが上がるのか。塚本氏に語ってもらった。
ジーエルアカデミア 代表取締役 教育コンサルタント 塚本 亮

自分にとってプラスとなるゴールを作る

会社に行く前の憂鬱は、どうしたら解消されるのか?(Photo/Getty Images)

朝から何だか気が重い。会社に行くことを考えると体まで重くなってくる──。時にはそんな朝もあるでしょう。でも会社へは行かなければならない──。そんなときは一旦「会社へ行く」というゴールを脇に置きます。

 「朝、会社へ行く」という行為は習慣化してしまうと、大ざっぱに一つにくくりがちですが、チャンクダウンしてみると案外細かい行動に分かれていることに気づきます。たとえば「起床→洗顔や化粧など身だしなみを整える→朝食→書類など持ち物の確認・準備→家を出て最寄り駅まで歩く→電車に乗る→会社まで歩く→到着」というように。

 会社到着をゴールとすると、それまでの行動はすべてこのゴールを目指すものとなり、そのゴールが気の乗らないものであるとそこまでの行動はどれもしんどい。そこで一旦、会社到着というゴールを外し、その手前に別のゴールを用意します。「これはやりたい!」「これは楽しみ!」と思えるような自分にとってプラスとなるゴールを作るのです。

 たとえば、会社へ行く前にスターバックスに寄って、カプチーノを飲みながら今日発売の雑誌を読もう、などと決める。好きな作家の新作を読む、あるいはカフェのWi-Fiを利用して好きな海外ドラマを1話だけ観るといったことでもいいでしょう。とにかく自分の気分がよくなる何かを、会社へ行く途中に設定するのです。

 すると家を出るまでの行動は、そのゴールに向かうためのものとなり、軽快に動けるようになります。実はこれは、人が将来の価値を割り引いて考え、目の前の利益や満足感を優先してしまう傾向があることを利用したもの。

人間は将来の利益より、目先の利益に釣られやすい

出勤前にカフェに寄るなど、ゴールの途中に楽しみを設定するとよい(Photo/Getty Images)

たとえばダイエットしてかっこよくなりたいと思っているのに、目の前のケーキをつい食べてしまうということを人はやりがちです。将来、痩せてかっこよくなればその人にとっては何か大きなメリットがあるかもしれません。しかし人にはその将来に得られる価値を割り引いて考えてしまう傾向があり、この割り引く率のことを行動経済学で「時間割引率」といいます。

 会社に行きたくないと思う理由は人それぞれでしょうし、時と場合によっても変わるでしょう。しかし少し時間軸を伸ばして考えた場合、会社へ行きまじめに働くことによって得られるメリットを見つけられる場合は多いはずです。それは給料かもしれないし、今後の人生のどこかで役立つ経験かもしれません。昇進や昇給につながる信頼や信用かもしれません。

 でも人はそんな将来の価値を割り引いて考えてしまいがちで、つい目の前の満足を優先させてしまうのです。手をつけなければいけない重要な仕事があるのに、ついLINEニュースを見てしまうといったようにですね。

 会社へ行きたくないときに会社到着とは別のゴールを用意するというのは、この「時間割引率」の傾向を逆手に取ったもの。そもそも将来の価値を割り引いて捉え、目の前の利益や満足を優先させてしまう傾向があるのだから、最初に自ら満足できるものを用意してしまう。そしてひとまずそれに向かって行動を起こし、勢いをつけてしまおうというわけです。

この続きは「ビジネス+IT」でご覧ください。

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著者紹介

塚本亮(つかもと・りょう)
ジーエルアカデミア株式会社 代表取締役。 株式会社GLOBAL VISION 取締役。同志社大学嘱託講師。
1984年京都生まれ。高校時代、偏差値30台、退学寸前の問題児から一念発起し、同志社大学に現役合格。卒業後、ケンブリッジ大学大学院で心理学を学び、修士課程修了。
帰国後、京都にてグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。
心理学に基づいた指導法が注目され、国内外の教育機関や企業、トップアスリートなどから指導依頼が殺到。これまでのべ6000人に対して、世界に通用する人材の育成・指導を行い、のべ400人以上の日本人をケンブリッジ大学、ロンドン大学をはじめとする海外のトップ大学に合格させている。また、TOKYO STAR RADIOでラジオパーソナリティを務めている。
主な書籍として『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』『すぐやる人のノート術』『すぐやる人の読書術』(明日香出版社)、『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』(すばる舎)などがある。

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