世界のエリートが学ぶ最先端の仕事術!
右脳と左脳に眠るあらゆる能力が活性化する、驚異の「ノート術」爆誕!
世界最高峰のデザインスクールで学んだ、超シンプルなのに新しいフレームワークとは?
【地頭の良さとは何か?】
あなたのまわりにいる「地頭が良い人」のことを思い浮かべてください。
・普通の人が3日かかる作業を1日でこなすアイデアを思いつく人
・聞いた話を即座に理解し、論点を整理できる人
・うっとりするような美しいプレゼンができる人
こうした高い発想力や思考力、他人を巻き込むコミュニケーション力が重要であることは、仕事で成果を出そうとする人のだれもが知っていることです。
しかし、具体的にそれらの力を高められる方法論となると話は変わります。
一体どうすれば「地頭の良い人」になれるのか?
著者は、まさにその「適切なやり方」を、アメリカのスタンフォード大学で学んできました。
【地頭を鍛えるための「超ノート術」!】
スタンフォード大学といえば、Apple やGoogle、Facebook といった企業が集まる、シリコンバレー地域を育てた教育研究機関です。いわば「世界最先端の知的生産の場」といっても過言ではありません。世界トップレベルの人材が集まり、それこそ天才としかいえないような、驚くほど地頭の良い人が、驚くべきアイデアを量産していて、様々な領域で日夜新しい研究やビジネスが始まっています。
スタンフォード生は授業を通して、紙とペンの扱い方についての一定の理論とフレームワークを学び活用しています。
特にそれを専門的に教えるクラスは、社会人向けでは4日間で一人140万円も支払う必要があります。
そんな高額な受講料にもかかわらず、いつも開催日の数ヶ月前には満席になる人気ぶりです。「今までとは違う仕事のやり方が身につく」ということで、文字通り世界中の様々な地域から優秀な人達がこぞってその手法を学びにきているのです。
本書では、著者がスタンフォード大学で学んだ知識をベースにして、
・最先端のノートの使い方
・生産性アップのコツと思考法
・能力を活性化するフレームワーク
を紹介していきます。
■目次
はじめに
序章 スタンフォードで教えている最先端のノート術
地頭が良い人の3つの特徴
– 1 突き抜けたアイデアを大量に出せる発想力
– 2 スマートな説明ができる論理的思考力
– 3 人を集めて動かせる共感力
3つの力を同時に身につけるスタンフォード式超ノート術
– 加速度的に地頭が良くなる本書の3段構成
– 日本人は学校で教わる「直線的ノート」しか知らない
ノート術の常識を覆す「3種のノート」
– 発想力を高めるアイデア・ノート
– 論理的思考力を高めるロジカル・ノート
– 共感力を高めるプレゼン・ノート
ノートを使い分けると脳の思考モードが切り替わる
超速のアウトプットを可能にするツールとその使い方
– 付箋
– ペン
– ノート
– ホワイトボード・模造紙・イーゼルパッド
右脳と左脳の性質を知る
– 人間の基礎的な思考力2つ:創造的思考力と論理的思考力
– 右脳と左脳の働きの3つの違い
– 右脳に向いているタスク、左脳に向いているタスク
– 右脳と左脳はそれぞれに特徴があるが、それがすべてではない
第1章 右脳から発想があふれだして止まらなくなる「アイデア・ノート」
発想力を劇的に高める4つのノート術
– 基本ワーク:地頭力を高める「クイック1分ワーク」
– 実践ワーク:Google式・高速ブレインストーミング法「Crazy8s」
– 実践ワーク:発想の幅を広げる「10倍と10分の1思考」
– 実践ワーク:新しい視点を獲得する「機会探索文」
右脳を刺激する「アイデア・ノート」のコツ
– 本来の課題から逸れていってもいい
– 書いたアイデアの「質」ではなく「量」を指標とする
– 他人が読めないくらい字が汚くてもいい
– スケッチも多用する
発想のスピードを上げることが行動力につながる
– 失敗が前提の「プロトタイプ」という考え方
– コンコルドの失敗とは?
「作業興奮」と「フロー状態」を使いこなす
– 脳は作業を始めてから動き始める
– 無敵の思考モード「フロー状態」の入り方
– 正解を予測しない
第2章 左脳で論理的に思考を整理する「ロジカル・ノート」
論理的思考力を劇的に高める3つのノート術
– 基本ワーク:論理的思考の基礎となる「2×2マトリクス」
– 実践ワーク:書くだけで問題解決できる「SDTFマトリクス」
– 実践ワーク:書くだけですぐ動ける「◯△?!マトリクス」
左脳を刺激するノート術のコツ
– 右脳で書きなぐったものを、紙の上で「事実」と「意見」に分ける
– 「事実」と「意見」をあえてハッキリと分けるワケ
– 「意見」をさらに2つに分ける
さらに洞察を得るための分析手法:帰納・演繹・アブダクション
– 応用ワーク:具体と抽象を行き来する「〝なぜ│どのように?のはしご:Why/How Laddering」
– 応用ワーク:少ない情報から仮説を立てる「AIUEO分析」
第3章 相手の右脳と左脳に響かせる「プレゼン・ノート」
人を巻き込み魅了するノート術
– 実践ワーク:簡潔なのに感動的なプレゼンができる「ストーリー・ボード」
プレゼン力を上げるノート術のコツ
– 歴史的研究から導き出された「神話の法則」を意識する
伝わるプレゼンの3要素
– 共感という考え方
– 共感がなぜ重要なのか
– コミュニケーションの成否を決めるものは?
– 事実と感情を分けて伝える
第4章 チーム全体の地頭力を高めるボードの使い方
チーム全体のパフォーマンスを上げる4つのノート術
– 基本ワーク:ブレインストーミング
– 実践ワーク:チームメンバーの連携力と士気を高める「I like, I wish, What if :良い点・改善点・次への提案」
– 実践ワーク:アイデア出しがどんどん白熱していく「〝いいね! それなら??型ブレインストーミング」
– 実践ワーク:全員の時間を1秒たりとも無駄にしない「ブレイン・ライティング」
ブレストをさらに加速させるコツ
– 準備
– アイデアの発散
– アイデアの整理
– アイデアの評価
– ブレストの議事/共有方法
第5章 脳をさらに高速で回転させる方法
シリコンバレーのスピード感の源流とは何か
– 創造性に生産性を掛け合わせて圧倒的インパクトを生む
創造性と生産性はルールが異なる
集中力を保つための思考法
– フロー状態を持続させる「20-20-20ルール」「ポモドーロ・テクニック」
– 通知機能はオフ
– マルチタスクは浅い仕事にしかつながらない
– 一日に取り組む仕事は3つだけ
重要なのは「いつ」「どこで」集中するか
– 早起きすると生産性が下がる人もいる
– パフォーマンスが上がる場所を知る
– 体質によらず「水分補給」は常に有効
デジタルデバイスの活用法
– パソコンは「発散」よりも「収束/編集」に向く
– Apple PencilとiPadは、ほぼリアルな紙とペン
– Googleサービスで編集する
– Miro(オンラインホワイトボード)で編集する