SBクリエイティブ

一度読んだら絶対に忘れない化学の教科書

左巻 健男:著者

1つのストーリーで読む新感覚の化学の教科書!

 

【シリーズ累計100万部突破】
化学の勉強といえば、元素、分子、イオン、有機物など、膨大な用語をひたすら暗記というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?
でも、本当は、化学の勉強に暗記は一切不要!
じつは、原子が織りなすストーリーを読み解くように学ぶことで、高校化学の理解を一気に深めることができるのです!
学生時代に化学が苦手だった、または敬遠していたという人にこそ読んでもらいたい、これまでにない新感覚の化学の教科書! 大人の学び直しから学生まで、必読の1冊!

序章  原子とは何か?
1章 原子の組換え
2章 化学の歴史
3章 周期表
4章 無機物質
5章 密度、モルの計算
6章 化学結合
7章 有機化合物

定価:1,760円(本体1,600円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年1月4日(水)
  • ISBN:978-4-8156-1747-9
  • サイズ:A5判
  • ページ数:256
  • 付録:-
  • ・そもそも“もの”ってなに?
    ・どんな物質も原子からできている
    ・原子は化学変化を繰り返しても不滅

  • ・混合物を分離させると純物質が得られる
    ・元素名は「単体の場合」と「化合物の場合」がある
    ・固体・液体・気体では分子の「結びつき方」が変わる
    ・水は「固体⇔液体⇔気体」になるが物質自体は変わらない
    ・もとの物質から新たな物質に変化する「化学変化」
    ・「質量保存の法則」は物理変化でも化学変化でも成り立つ
    ・化学反応には「発熱反応」と「吸熱反応」がある
    ・まずはこれだけ! 元素記号と化学式
    ・「5H₂O」は「H₂Oが5個ある」ことを表す
    ・「炭素の燃焼」を「化学反応式」で表す …など

  • ・すべては火の利用から始まった
    ・古代ギリシアの原子論と四元素説
    ・2000年間栄えた錬金術が化学の礎に
    ・「空気に似た気体」の正体は「ガス」だった
    ・燃焼の正しい理論が確立し、「化学革命」が起こる
    ・二酸化炭素、窒素、酸素、水素が次々と発見される
    ・ラボアジェの化学革命に続いたドルトンの原子論
    ・元素が周期表にまとめられ、「物質界の地図」に

  • ・元素は「原子核の陽子の数」で区別する
    ・原子は、貴ガスの原子と同じ電子配置になりたがる
    ・陽イオンと陰イオンが「電気的に」つり合うイオン性物質
    ・非金属元素は「共有結合」で分子になる
    ・金属元素どうしが結びつく金属結合
    ・世の中の物質は大きく3つに分けられる
    ・身近だがとても例外的な性質がある水

  • ・H:最も小さい原子・分子で地球上に水として存在
    ・C:生物の主要構成元素で有機化合物の世界をつくる
    ・N:空気の約78%を占める窒素ガス
    ・O:多くの元素と化合して酸化物をつくる酸素ガス
    ・Cl:人類初の毒ガス兵器(化学兵器)として使われた塩素ガス
    ・S:燃えると、有毒な亜硫酸ガス〔二酸化硫黄〕が発生
    ・Na:カッターナイフで簡単に切れるやわらかい金属
    ・Mg:まばゆい光で燃えて酸化マグネシウムになる金属
    ・Ca:骨、歯、殻などをつくる生体の主成分の1つ
    ・Al:アルミニウムは軽金属の代表的存在

  • ・「重い・軽い」の1つの意味は「1体積あたりの質量」
    ・原子量は、水素原子1個の質量に原子質量単位uをつけて考える
    ・モルはミクロとマクロをつなぐ個数の単位
    ・質量パーセント濃度とppm、ppbという溶液の濃度の表し方
    ・質量パーセント濃度の他にモル濃度という溶液の濃度の表し方
    ・気体1molの体積は物質の種類にかかわりなく同じ
    ・ボイル・シャルルの法則から気体の分子運動と絶対温度がわかる!
    ・理想気体と実際の気体を区別して考える

  • ・高校化学の範囲ではほぼアレニウスの定義
    ・水中に水素イオンH+は存在しない
    ・温度が一定なら、水のイオン積は一定の値
    ・酸と塩基の中和では塩と水ができる
    ・酸と塩基が完全に中和するときに成り立つ関係式
    ・酸素なしで酸化還元を考える
    ・酸化数より、その反応が酸化還元かを判断できる
    ・電池はダニエル電池のしくみを理解する
    ・水の電気分解は水酸化ナトリウム水溶液を使う
    ・イオン化傾向が大きい金属は溶融塩電解で得る

  • ・有機物を無機物からつくることに成功
    ・なぜ、有機物を人工的につくることが難しかったのか?
    ・「電気陰性度」の値から見えてくる元素の性質
    ・結合の手4本で有機物の骨組みをつくる炭素原子
    ・エチレンは鎖状の不飽和炭化水素で最も簡単な構造の物質
    ・謎だったベンゼンの構造式を解明したケクレ
    ・官能基からどんな性質かがだいたいわかる
    ・メタノール、エタノールの性質を水と比べてみる
    ・酔いも二日酔いもエタノールのしわざ
    ・高分子化合物は、まずエチレンからポリエチレンの付加重合を理解

著者紹介

東京大学非常勤講師。元法政大学生命科学部環境応用化学科教授。『理科の探検(RikaTan)』編集長。専門は理科教育、科学コミュニケーション。1949年生まれ。千葉大学教育学部理科専攻(物理化学研究室)を卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻を修了。中学校理科教科書(新しい科学)編集委員・執筆者。大学で教鞭を執りつつ、精力的に理科教室や講演会の講師を務める。おもな著書に、『面白くて眠れなくなる化学』(PHP)『よくわかる元素図鑑』(田中陵二氏との共著、PHP)『新しい高校化学の教科書』(講談社ブルーバックス)などがある。

関連商品のご案内

もっと見る

試し読み新着お届け

もっと見る