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20歳の自分に教えたい地政学のきほん

池上彰+「池上彰のニュースそうだったのか!!」スタッフ:著者

日本と世界の成り立ちや思惑を読み解ける!
いちばんやさしい地政学の入門書

 

地政学とは「地理学」と「政治学」を組み合わせたもの。
地政学の視点で国際情勢や歴史をみると、地理的条件から各国の政治が左右されてきたことがよくわかる。さらに言えば「国の性格」のようなものまで、地理の影響を受けています。
地政学が理解できると、世界の国々の成り立ちや思惑が見えてきます。
◎地理が国の性格を左右するって、どいうこと?
◎「ランドパワー」「シーパワー」ってなに?
◎「チョークポイント」とは?
◎なぜ北朝鮮は核・ミサイル開発を続けられるのか?
◎アメリカと中国の勢力争いはどうなるのか?
池上さんが、世界の成り立ちや思惑を地政学からやさしく読み解きます。

 

※もくじは変更の可能性があります

はじめに――地政学が理解できると、国際情勢や世界の思惑が見えてくる

1章地政学とは?
――シーパワーとランドパワーの国がある
・地政学とは「地理学」と「政治学」を合わせたもの
・日本の地政学上の特徴は
・日本はシーパワーの国
・世界の代表的なシーパワーの国々
・ランドパワーの国の特徴
・世界の代表的なランドパワーの国
・アメリカはシーパワー? ランドパワー?
・世界の貿易の90%が海上貿易
・世界の物流のポイント「チョークポイント」
・シーパワーとランドパワーの衝突で起きた戦争
・ヨーロッパは第一次世界大戦、中東は中東戦争、アジアは朝鮮戦争、ベトナム戦争
・衝突が起きやすい主な場所
・自国を守るための「ディフェンスライン」
Column 地図でわかる世界 なんで合衆国? 連邦のはなし

2章地政学で「ロシアのウクライナ侵攻」を読み解く
――注目すべきは、ヨーロッパのディフェンスライン
・ソ連(当時)とNATOの勢力争い、冷戦
・冷戦時代のディフェンスラインは、東ヨーロッパの西側だった
・ソ連の崩壊後、ディフェンスラインが東ヨーロッパの東側へ動いた
・ウクライナのNATO加盟が現実的になってきた
・ロシアの狙い1「ウクライナを緩衝地帯にしたい」
・ロシアの狙い2「海へのルートを確保したい」
・なぜ、こんなに戦争が長期化しているのか?
Column 地図でわかる世界 イギリス:元植民地が集まってる

3章地政学で「アメリカと中国の勢力争い」を読み解く
――地図から中国の狡猾な狙いが見えてくる
・韓国と北朝鮮の間にあるディフェンスライン
・アメリカと中国の勢力争いの境目
・シーパワーがアメリカ、ランドパワーが中国
・朝鮮半島での衝突で、日本のディフェンスラインも動く
・核実験やミサイル発射を繰り返す北朝鮮を、中国が支援?
・中国の狙い「北朝鮮を緩衝地帯にしたい」
・中国の思惑「海へのルートで日本がジャマだ!」
・ロシアの思惑「太平洋へのルートで日本がジャマだ!」
・地政学で見ると、日本はとても重要な位置にある
・アメリカは日本の位置関係を利用している
・中国の思惑「台湾攻撃の際には、尖閣諸島や石垣島がジャマだ!」
・「日本近海に進出できないなら、南シナ海を中国のものに!?」中国の赤い舌
・「インド近海も中国のものに!?」真珠の首飾り
・中国の野望「一帯一路とは?」
・中国がランドパワーとシーパワーの両方を持ったら、どうなる?
Column 地図でわかる世界 中東:王様が多いワケ

4章中国の香港制圧、地政学的な意味は?
――台湾統一への布石
・香港でデモが頻発していた理由は?
・そもそも香港がイギリスの植民地になったのはなぜ?
・香港はアジア貿易の中継地点、かつ国際的な金融の要
・香港は99年間、中国からイギリスが借りていた!?
・香港の一国二制度とは?
・香港は中国にとって「金の卵を産むガチョウ」?
・香港民主化の背後に台湾の存在?
・アメリカが香港のデモを支援している?
・イギリスは香港を助けないのか?
Column 地図でわかる世界 アフリカ:国境線がまっすぐ。白地図、点線のワケ

5章「日本の安全」を地政学で読み解く
――日本が世界の脅威に対抗するには?
・中国の勢力に対抗する「中国包囲網」QUAD
・ロシアの脅威、北方領土侵攻の過去
・北朝鮮の核ミサイルの脅威
・アメリカが日本にアメリカ軍の基地を置く理由
・アメリカはインド洋の島に、大規模な軍事基地を置いている
Column 地図でわかる世界 北極航路が開通!?

定価:990円(本体900円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2023年4月29日(土)
  • ISBN:978-4-8156-1773-8
  • サイズ:新書
  • ページ数:224
  • 付録:-

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