第三次世界大戦 日本はこうなる
ロシアによるウクライナ軍事侵攻で、世界は「第三次世界大戦勃発」の恐怖に陥りました。
日本国内でも「日本はだいじょうぶ」という根拠のない安全神話が崩壊した瞬間でもありました。
ロシア・ウクライナ戦争は第三次世界大戦に発展するのか?
そもそも日本は、ロシア・中国・北朝鮮という、ある意味予測できない国々に囲まれています。
もしロシアが日本に攻めてきたら?
中国が台湾を侵略したら?
北朝鮮が核ミサイルを発射したら?
第三次世界大戦が起きたとき、日本はどうするのか?
日本の安全を守る軍事同盟、安全保障について、池上さんが解説します。
また、ウクライナのゼレンスキー大統領は今回のロシアの軍事侵攻について「国連がまったく機能しなかった」と語っています。ニュースでよく聞く「国連」。いったいどんな機関で、どんな役割があるのか?
そして、なぜ国連は戦争を止めさせることができないのか?
その仕組みについても解説します。
■目次(←もくじは変更の可能性があります)
第1章 国家の安全を守る要、軍事同盟
●日本が侵略される可能性、戦争に巻き込まれる可能性
●日本の安全はどうやって守るの?
●ウクライナはNATOに入っていなかった
●同盟とはどんな約束をする?
●日本が軍事同盟を結んでいる国は?
●アメリカは同盟を増やして「世界の警察官」に
●最近できたばかりの同盟がある!
●日本が攻撃されたら、アメリカが戦ってくれる?
●日米安全保障条約第5条を解読しよう
●アメリカの開戦の決定権は誰にある?
●他の同盟とは大きく違うポイントが!?
●米軍の駐留に日本は多額の経費を負担
●在日米軍が守るのは日本だけじゃない!
●アメリカを除き世界一米軍施設が多い日本
●都道府県によって役割が全く違う!
●首都圏の基地は日本の革命を防ぐため!?
●自衛隊の基地・駐屯地が多い北海道
●沖縄の海兵隊は何を目的としているの?
●在日米軍基地が攻撃されたら、自衛隊は戦う?
第2章 北朝鮮のミサイル発射
●アメリカ全土が射程内に入ったか?
●ロシアのウクライナ侵攻でさらに過激に!
●もはや核実験再開は時間の問題
●北朝鮮のミサイル発射と日本の防衛
●GSOMIAで日韓米の連携がスムーズに
●韓国と仲が良くないと情報が遅れる!?
●北朝鮮に強い態度で臨む尹錫悦大統領
●ミサイル防衛には莫大なお金がかかる
●北朝鮮は非合法手段で資金集め
第3章 中国の海洋進出と台湾有事
●領空への接近回数が異常に多い
●中国軍機が日本の領空に近づく目的は?
●中国船が尖閣諸島周辺で繰り返し領海侵入
●「台湾への軍事関与」はバイデン大統領の失言?
●中国が台湾周辺でいきなり軍事演習
●ペロシ下院議長の台湾訪問に激怒
●日本の近くに弾道ミサイルが落ちた!
●台湾有事で日本は巻き込まれる?
●クアッドとIPEFで中国に対抗
●密漁、乱獲、サンゴ礁を埋め立てた軍事施設
●スリランカは借金漬けにされて土地を奪われた!
●巻き返しを図るアメリカと日本の役割
第4章 ロシアのウクライナ侵略
●ウクライナ軍の士気は高く、国民は団結
●キッカケになった出来事は何だった?
●「ロシア国民を守る」という理屈で攻撃
●ロシアとは似ているようで実は大違い!?
●ロシアの狙いは攻め方や場所でわかる!?
●「次の標的か」とニュースになったモルドバ
●プーチン大統領はジョージアも狙っている!
●強そうなロシアが苦戦している理由は?
●武器の援助を続けて長期化を覚悟
●経済制裁があまり効いていない理由は?
●温暖化対策が遅れるかもしれない
●資源は買わないといけない…どうする?
●ロシアを強く非難できないインド
●ウクライナ軍が東部で反転攻勢
●「4州併合」で高まった核使用のリスク
●一歩間違えば第三次世界大戦に発展!
●ロシアが日本に攻めてくる心配は?
第5章 戦争を止められない!? 国連の仕組み
●ロシアの暴走を止められない国連
●そもそも何をするために集まったのか?
●国連が目指すのは世界平和の実現
●最も重要なのが安全保障理事会
●ウクライナ侵攻を止められない理由
●特別な「5大国」はどうやって決まった?
●拒否権がある限り国連の機能不全は続く?
●日本の常任理事国入りは簡単ではない
●現実味を帯びてきた第三次世界大戦の危機
●戦争に負けた日本はずっと敵国のまま!?
●どの国がどれだけお金を出しているの?
●国連職員の採用事情