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プロカウンセラーの こころの声を聞く技術 聞いてもらう技術

諸富祥彦:著者

プロカウンセラーの深くて、的確で、クライアントの気づきにつながる「傾聴」とは?

【内容】
もっと、あなたにわかってほしい。聞いてほしい。

本書は、「こころのつながりの不全」を感じている方々のために、具体的な対処法を示す本 です。
「もっとしっかり、つながりたい」
「もっと話を聞いてほしい」 
「わかってほしい」
そんな気持ちを叶えるための具体的な対処法を示した本です。
また同時に、周囲にいるほかの人が、その気持ちに応えるために、「もっとうまく話を聞ける人間になりたい」「もっと気持ちをわかりたい」そのためにはどうすればいいか、その技術を具体的に示した本 です。

「話を聞く技術」や「傾聴」については、これまでにも多くの本が出されてきました。
それらの多くは、「話を聞く側」がスキルフルで有能であることに力点が置かれていたように思います。
しかし、いくら「聞く側」が有能で技術に長けていても、「話す側」「聞いてもらう側」にまったく意欲がなければ、それはよい結果にはつながりません。
「聞く―聞いてもらう」「わかる―わかってもらう」関係は、本来二人でつくり上げていくものです。
(「はじめに」より)

プロカウンセラーが語る「深く聴くコツ 聞いてもらうコツ」。
人から話を聞いてもらえる・打ち明けてもらえるのは、才能や性格で決まるのではない。

相手の話を聞く(打ち明けてもらえる)ことも聞いてもらえることも、今からいくらでも学び、伸ばすことのできる技術なのだ。
相手を動かしたい、信頼を得たい、やる気を引き出したい。そんなときに効果的なセリフや行動を、豊富な例で指南する。

本書では、聴くことから話すことまで、臨床経験30年以上の技術を1冊にまとめました。

目次
第1部 聞く技術とわかってもらう技術、その大原則
第2第 大切な人との関係を壊す会話、改善する会話 実践編
第3部 上級編 「ほんものの傾聴」を身につける
最終章 傾聴についてさらに理解を深める

定価:990円(本体900円+10%税)

書籍情報

  • 発売日:2024年2月7日(水)
  • ISBN:978-4-8156-2268-8
  • サイズ:新書
  • ページ数:240
  • 付録:-
  • 第1章 聞く技術【初級編】
    第2章 わかってもらう技術【初級編】
    第3章 聞く技術【中級編】
    第4章 わかってもらう技術【中級編】

  • 第1章 夫婦の会話のNG例と改善例
    第2章 親子の会話のNG例と改善例
    第3章 上司と部下の会話のNG例と改善例
    第4章 友達・恋人の会話のNG例と改善例
    第5章 教師と生徒・保護者の会話のNG例と改善例

  • ①一般的傾聴(寄り添う傾聴)でケアする。「わかってもらえる関係」をつくる
    ②プロセスアセスメントで「相手の求めているもの」に応じた聞き方をする
    ③相手を「ひとりにしない」体験を提供する
    ④人生の問題のよき「トレーナー」「ディレクター」になる
    ⑤どこに向かうかわからない「人生」という旅の「同行者」となる
    ⑥深い、ほんものの傾聴の真骨頂――話し手に「なる」「なりきる」
    (まとめ)「深い、ほんものの傾聴」のポイント

  • ・傾聴は何のために行うか?
    ・仕事でも研究でも「深い、とどまる傾聴」が決め手

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著者紹介

著者・諸富祥彦

諸富祥彦(もろとみ・よしひこ)

【著者略歴】
◎1963年、福岡県生まれ。筑波大学人間学類、同大学院博士課程修了。千葉大学教育学部講師、助教授を経て、現在、明治大学文学部教授。教育学博士。
◎臨床心理士、公認心理師、カウンセリング心理士、上級教育カウンセラーなどの資格を持つ。日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会常任理事、日本教育カウンセラー協会理事、「教師を支える会」代表。
◎気づきと学びの心理学研究会アウエアネス主宰(https://morotomi.net/)
◎著書に『いい教師の条件』(小社刊)、『フランクル心理学入門』 (角川ソフィア文庫)、『カール・ロジャーズ』(角川選書)、『50代からは3年単位で生きなさい』(KAWADE夢新書)、『ほんものの傾聴を学ぶ』『カウンセリングとは何か』『カウンセリングの理論(上)(下)』『新しいカウンセリングの技法』(以上、誠信書房)など多数。

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